
販売職から別職種(販売職以外の職種)に転職は難しいのは本当?
そこまで悲観的になる必要はありません!

働いていて転職を考えているものの、「販売職だと転職するのは難しい」と言われて絶望してしまっている販売職のかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、転職サービスのコラムやネットの書き込みをみても
- 販売職から他業種の転職は厳しい
- 転職するなら同業種でしかない
- 販売職なんて不要
なんてネガティブなコメントが目立ちます。
過去の私もそんな周りの意見に流されて、長い間転職活動に踏み切れませんでした。
当時は、「なんで販売職なんか選んだのだろう」悩んだものです。
しかしながら、そんな状況を変えたくて一念発起。
その結果、ありがたいことに複数の企業から内定をいただき。
最終的には、大学生が入りたい企業にランクインしている大手ホワイト企業に転職できました。
筆者の経歴
- 家電量販店にて10年間勤務
- TOEIC受験経験なしの英語スキル
- 販売職5年→店長職5年→営業職3年を経て大手ホワイト企業に転職

ご覧頂いてわかる通り特筆すべきスキルがあるわけでもありません。
しっかり、戦略を練って行動した結果です
そんな私が転職経験を通じて学んだのは
販売職からの転職が難しいわけでなく、何も知らずに転職活動をすると採用されるのは難しいということです。
この記事をご覧になれば、販売職から転職するためにとるべき行動が明確になりますので
過去の私と同じような悩みをもっている人は是非、参考にしてくださいね。
なぜ販売職だと転職するのは難しいのか?
まずはじめに、なぜ販売職だと転職するのが難しいと言われているのかをご説明します。
何事も原因がわからなければ、対処のしようがありません。
理由だけでなく対策についてもご紹介しますので
販売職の転職は難しいと考えられる理由を理解し、転職対策に役立てていただけますと幸いです。
販売職が他業種に転職するのが難しいと言われる理由
販売職が他業種に転職するのが難しいといわれる理由は、主に3つあります。
- 転職市場での評価が低い
- 販売職から転職した実績が少ない
- 30代以降は管理職経験が問われる
順にご説明します
転職市場での評価が低い
転職活動において職歴(前やっていた仕事)は、学歴以上にステータスです。
しかし、残念ながら販売職という職歴はあまり評価されません。
似たような仕事で比較すると、営業職>販売職の位置づけです。
どんなに優秀な販売成績があったとしても、この事実は変わりません。
実際に、私が初めて転職活動をしたときにも、自分の強みを営業力だと伝えたら、
「販売職の営業力は強みになりません。厳しいですね」
と、転職エージェントにバッサリ言われました。
しかしながら、これらの問題は職務経歴書の書き方や転職エージェントとの付き合い方によってうまく解消することができますのでご安心ください。
※参考記事
販売職から転職した実績が少ない
次の理由は、販売職から別の職種に転職した成功事例が少ないことがあげられます。
もともと世の中の職業では、販売職より営業職やSEのほうが人口は多いですよね。
そのため必然的に、転職事例は販売職のほうが少なくなります。

確かに過去の事例が少なければ、難しいと判断されやすいかもね
あわせて、販売職の仕事についている人は就職活動に力を入れてなかった人の比率が多いです。
新卒の求人が多いという性質上、そうなる傾向が多いと感じます。
私自身もそうだったのですが、
- 接客が楽しそうだから
- 扱っている商品が好きだから
- アルバイトの経験があるから
といった漠然とした理由で販売職についた人も多いのではないでしょうか?
もしくは
- 内定をもらえた会社がそこだけだった
- 就職活動を早く終わらせたかった
といった人もいると思います。
実際、私の同僚もそういった人が多かったです。
このように学生時代の就職活動に力を入れてなかった人間や、うまくいかなかった人間がそのまま転職活動をしてもやはりうまくいきません。
私も同じく、はじめの転職活動はうまくいきませんでした。

やっぱり、学生時代うまくできてなかったら厳しいの?
安心してください!大丈夫です

転職活動においては、転職エージェントや転職サイトといった採用を支援してくれる仕組みも充実しており、
こういった仕組みをうまく活用することで、転職活動は優位にすすめることが可能です。
また、転職は新卒の就職活動ほど難易度は高くありません。
そのため、学生時代に力を入れてなかった人間ほど、伸び幅もあるためチャンスだとも言えるでしょう。
30代以降は管理職経験が問われる
最後の理由は、30代以降なら管理職経験が問われるという理由です。
販売職の強みの一つとしてとして早くして管理職(店長経験)をが多いことがあげられます。
他の業種にくらべ若くしてマネジメント経験を積む機会が多く、
そのような理由から、マネジメント経験を問われるケースも多いです。

それじゃあ、30代でマネジメント経験がないと難しい?
あると理想ですが、なくても大丈夫です。

マネジメント経験があると理想ですが、必ずしも必須というわけではありません。
実際、私自身が最終的に転職した企業では、管理職経験はあまり求められませんでした。
大事なのは、その企業に有益な人材であることをアピールすることです。
※販売職から30代の転職に関しての詳細は下記で説明していますので、よろしければご参照ください
厳しい状況を打開するには?
ここまで、なぜ販売職から他業種に転職するのが難しいかをご説明しました。
ご覧の通り、難しい・厳しいといっても対処できるレベルです。
しっかり対策を練って、状況をだかいしていきましょう。
ここからは具体的にどうすべきかを、ご説明します。
転職サービスをうまく使う
先程もご説明しましたが、転職活動を優位に進めるには転職エージェントや転職サイトをうまく使うことが不可欠です。
何事も独学ではうまくいきません。
ノウハウがある人から聞くのが一番の近道です。
特に転職エージェントをうまく使うことにより、希望以上の条件への転職も夢ではありません。
※詳細は下記記事でご説明しています
もちろん、ただ単純に登録するだけではうまくいきません。
複数のサービスをうまく使いわけたり、転職エージェントとの関係作りも重要です。
私自身もはじめての転職エージェントではそれを理解しておらず失敗しました。
意外と知られてないのですが、転職エージェントは企業に求人者を紹介させることにより報酬を得てます。
そのため、転職意欲が高く、手間がかからない人材であるということをアピールすることも重要です。
転職エージェントとの面談の際は、そこを意識して望みましょう。
転職する目的を明確にする
転職を決めたら、転職する目的を明確にしましょう。
「なんとなく転職したいだと」販売職から異業種への転職は難しいです。
目的を明確にすることで、転職エージェントが求人を紹介しやすくなります。
もちろん、本音を全て伝える必要はありません。
建前でもいいので、ある程度明確な目的を伝えるようにしましょう。
自分がその企業に応募するかどうかの目安にもなります。
- 希望業種や業界
- 年収をアップしたい
- やりたい仕事をしたい
- 休日を増やしたい
- 将来が不安だからスキルUPしたい
- とにかく今の仕事がムリ
- 厳しいノルマから開放されたい
まずは、自分の希望をあらいだしておきます。

紙やスマホに書いていくだけでもいいです
そしてその中で、自分にとって何が一番大事か優先順位を決めましょう。
次に、絶対に妥協できないラインを決めておきます。
- 年収〇〇以上
- 〇〇業界はNG
これらを整理して、その条件にあった求人を探します。
販売職から他業種での転職の場合は、状況によっては年収がさがってしまったり、条件が悪くなる可能性もゼロではありません。
その上で、何を優先しているかを明確にすることで、転職の成功率も格段に上がります。

イメージが沸かないから具体的な例を教えてほしい
ステップUPも視野に入れる(私の体験談)
私自身も転職活動をはじめたころは、明確な目的を設定できず希望条件も曖昧でした。
あたりまえですが、はじめのほうはうまくいっていません。
しかしながら、優先順位と妥協条件を明確にしたことにより転職活動は好転します。
参考までに私の出した優先順位を記載します
- 潰しが効きやすい営業職を希望
- 平日休みNG
- IT関係の業界を希望
- 年収は2割減まで承諾
- 福利厚生重視
私の場合は職歴で、営業職経験ありの求人が圧倒的に多かったので、転職に失敗したときのことも考えて営業職に転職したいと考えていました。
妥協できない条件は、これからのライフワークを考えてカレンダー通りの休日が取れる職種を希望しました。
その代わり、年収は下がってもしかたがないという考えです。
結果的には、以下の2つの会社からオファー(内定)をいただきました。
- 業界大手製薬会社MR職→年収維持・ほぼ条件網羅
- 中規模Web制作会社→年収微減・営業職ではない
十分満足できる結果です。
しかしながら、そのタイミングで自身の昇格と異動がきまり、最終的には辞退させていただくことになります。
異動先の条件
- IT機器の法人営業
- 週末休み
- 年収UP
年収もUPするし、週末休みで、営業職の職歴もつく。
以上の条件から、オファーいただいた会社には申し訳ないですが、会社に残留することを決めました。
あわせて、求人が多かったIT系の業務であり、法人営業のプロセスを経験できることが決め手です。
その後も、求人情報は引き続き収集し、数年後には本格的に転職活動を再開します。
一度転職活動を経験していたので、二度目はスムーズに転職活動ができました。
その結果、大手ホワイト企業に内定をいただきます。
一度目と違い、二度目では、IT業界での経験と法人営業の実績が評価され、その他の多くの企業かららも内定をいただけています。
このように、優先順位を明確にし転職活動をすすめたことで、最終的には自分の希望以上の企業に転職できています。
もちろん、全てを真似する必要はありません。
大事なのは理想の姿から逆算して、優先順位をつけること。
そうすることで、転職の失敗も減らせますし、失敗したとしても修正が可能です。
すぐにでも行動する
最後は簡単なことですが、実はここでで一番つまずきます。
販売職で、すぐにでも行動を起こせない人は正直厳しいといえるでしょう。
他業種や職種を変えて転職するのであれば、早ければ早いほうが有利になります。
特に20代前半は第二新卒という枠が使えますので、比較的有利に転職活動が進めれます。
希望求人がなかったり、条件が悪かったりすれば、辞退すればいいだけの話で、
転職エージェントや転職サイトに登録したからといって、基本的には会社にバレることもありません。
※参考記事
リクナビネクスト(NEXT)に登録したらばれる?【実際に使ってみた】
もし転職しなかったとしても、その経験が活きて次の転職活動は優位にはじめれます。
それでも、「転職したい」といいながら行動に移さない人のほうが多いのが現状です。
- 今はまだ忙しいから
- 世の中が不景気だし
- 周りに迷惑をかけれない
- まだ未熟だから通用しないかも
- 転職して失敗するかも
いろいろな理由はあると思いますが、なにもしないのは一番のリスクです。
人間だれしも歳はとるので、時間が経過するごとに、選択肢は少なくなります。
過去の私もそうでした。
何かと理由をつけて、先延ばしにします。
その結果、チャンスを逃し、
学生の頃からの夢だった業界で働くことは、あきらめざるを得ませんでした。
※過去の失敗談と、なぜ早く動くべきかは下記でご説明しています
「第二新卒で転職はやめとけ」と素直に従って後悔しかなかった件【体験談】
最終的に、その反省をうまく活かし、大手ホワイト企業に転職できたので良かったですが
あの頃の自分は本当に、あさはかだったと感じてます。
過去の私のような失敗をしないためにも、もし将来的に販売職を続けるイメージが湧かないのであれば、
すぐにでも準備を始めることをおすすめします。

このタイミングで動けないのであれば、厳しいかもね
まとめ、販売職が転職するのは別に難しくない
最後にここまでの話をまとめます。
- 販売職の転職が難しいと言われるのは理由がある
- しかしながら、それらを対処することは可能
- 大事なのは、対策を練って早めに行動すること
特に時間は有限なので、早めに行動することが大事です。
将来的に転職を考えているのであれば、今すぐにでも転職サービスに登録することをおすすめします。
繰り返しになりますが転職活動をするリスクはゼロですが、何もしないことのリスクは大きいです。
時間ともに選択肢は減ってきます。
そのため、あとから後悔のない人生を送りましょう。
※各転職サイト・エージェントについてより詳しい情報は下記の記事に詳しくまとめています。
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現状を変えたいなら一歩踏み出そう!
今回は以上です。