ちょっとした資格以上の価値はありますね
営業職はいやだなぁ。。。
転職市場で特に際立ったスキルがない場合は営業職が圧倒的に有利です。
この記事を書いている時点での求人数も、営業職は販売職に比べ約3倍の求人が出ています。
私が初めて転職活動をしたときの職業は販売員(店長)でした。
当時、接客力には自信があり過去にはメーカーから表彰されたこともあったのですが、転職エージェントでは全く評価されませんでした。
強みを聞かれて、「営業力、販売力です」と回答しても「それは強みになりません」とはっきり言われたことを覚えています。
そのため、社内の外販事業部に異動し外回り営業の経験ありの職歴を残すことによって、最終的には大手ホワイト企業に転職できました。
今の勤め先の中途採用で同期入社の友人(40歳)では、販売員⇒零細企業営業⇒中小企業営業⇒大手企業営業⇒同大手企業企画(現在) といった経歴の方もいます。
業種を変えたい場合は、まず(可能であれば営業職の職歴をつけて)営業職の求人を狙うことをおすすめします
なぜ営業職がおすすめなのか
営業職と聞くと、やはりネガティブなイメージも多いと思います。
悪いイメージ
- ノルマ
- クレーム対応
- 残業
- 接待
このような理由から、事務局、企画職がいいという意見もよく聞きます。
しかし、そういったイメージを差し引いても、営業職がおすすめな理由をご説明します。
営業職はAIが進化しても「なくならない職種」である
- 営業職
- データサイエンティスト
- 介護職
- カウンセラー
- コンサルタント
上記がAIが進化してもなくならない職種として挙げられている一部です
よくテレビでえらそうなコメンテーターが「AIが発達して営業職がなくなる。アマゾンみていたら分かるでしょう?」といってます。
私はその話を聞いて、「実際に現場を知らない人がわかったような気になって無責任な発言をしている」と感じます。
確かに、医療も電子カルテやAIが判断して病気の早期発見するなどのことがすでに実用化されており、AIの進化はすさまじいです。
しかし、最終的に決断を下すのは医師というふうに役割分担されています。
AIは今後も発展すると思いますが、少なくともこのブログを御覧になられている方が仕事をされている間は、営業職がなくなることはないと考えます。
その代わりに、営業職には足で稼ぐといった根性ではなく、最新ツールにうまく適応し使いこなせるスキルが求められるのではないかと予想されます。
企業にとって最も重要な部門である
よく、大手企業がリストラ何千人とかニュースになりますが、まず真っ先にクビを切られるのは間接部門です。
私の友人が大企業に勤めていて、人員整理があったときも「退職するか営業職になるか選べ」と言われたそうです。
それほど営業職は企業にとって重要な位置づけなんですね。
また、せっかく間接部門に入ったとしても会社の体制が変わったことにより、配置転換されるケースなどはよくあります
別の職種にもステップアップしやすい
逆にダイバーシティーという観点から、営業職から別の職種に異動できるケースが最近は増えています。
私の会社で見たケースでは下記のパターンがありました。
- コンサルティング
- マーケテイング
- 広報
- 企画
- 事務
- 人事
- 営業アシスタント
- SE(20代)
特に20代の場合は選択肢が広がります。
大手企業では、若手の離職率を下げるために全体的に融通を利かしてくれるケースが多いです。
自分で異動希望を出せるケースもありますし、最終カードとしては営業職が合わない場合は休職するという選択肢もありです。
大手企業の場合は、コンプライアンスの面から、休職からの復帰は間接部門への異動を融通してくれるケースが多いです。
まとめ
少しは営業職にも魅力を感じていただけましたでしょうか?(笑)
このページでお伝えしたかったことは「営業職に絶対なりましょう」ということではありません。
営業職の求人が一番多い以上、営業職以外に無理に固執すると選択肢の幅を大きく狭めてしまうということです。
営業職を経由し、最終的には自分がやりたい仕事につくというキャリアプランを持っておくことで、転職活動はより優位に進めることが可能です。
最近は、企業もダイバーシティをすすめる傾向が多いため、研究職や技術職以外は様々な経験を持つ人のほうが優遇されるケースが多いです。
営業職という職歴はあなたのキャリアにとって大きな武器となるでしょう。
魅力的な企業の求人が見つからない。営業職以外の応募で成果が出ない場合は、一旦営業職の求人も検討してみてはいかがでしょう。
次回に続く