
会社を辞めたいけど、退職を切り出せない
放っておくと大変なコトになりますよ

こんにちは、ブラック企業に勤めながらもずっと退職できずに、後悔した経験がある元社畜販売員のブラックです。
会社を辞めたいと思っても、なかなか退職を切り出すのには勇気がいりますよね。
- 周りに迷惑をかける
- 上司に言いづらい
- 伝えるのが怖い
退職を切り出せない理由も様々です。
しかしながら退職を考えているのであれば、絶対に避けては通れない道。
先延ばしにしてもなにもいいことはありません。
今回は過去の私の経験から退職を切り出せない人間の末路と、退職を切り出すための3つのコツをご説明します。
この記事をご覧になって、退職を切り出せない悩みからおさらばしてくださいね。
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退職を切り出せない人間の末路
まずはじめに、退職を切り出せない人間の末路についてお話しします。
実はこの人間とは私自身のこと。
周りに迷惑をかけることや上司に言いづらいことを言い訳にして、ずっと退職を先延ばしにしてしまいました。
その結果待っていたのは、「第二新卒で転職はやめとけ」と素直に従って後悔しかなかった件【体験談】で解説していますが第一希望の業界に転職できるチャンスを逃してしまうという現実。
しかも辞めようとしていたタイミングで他の人が退職してしまい、ますますやめれない状況に。
結果的には、ギリギリ転職できる年齢で退職することができましたが、退職をするまでも随分揉めました。
同じく同僚で「やめたい」と言っているものの、退職を切り出せないまま、転職できない年齢になっている人もいます。
切り出せないからと言って先延ばしにすると、どんどん状況は悪くなります。
退職を考えているのなら、勇気を振り絞って早めに伝えることが大事。
時間は後から取り戻せないので、後悔しない選択をしてくださいね。
退職を切り出す4つのコツ

理屈で言うのは簡単だけど、なかなか言うのは難しい
もちろんそう考える人がほとんどだと思います。
実際、私もできなかったですからね。
ここからが本題ですが、退職を切り出すための4つのコツをご説明します。
退職を切り出すときのヒントとしてください。
考え方を変える
退職を切り出せない人のほとんどは、退職に対して罪悪感を持っているから。
当時の私もそうでした。
まずはその考え方を改めましょう
2人に1人が退職している
まず知っておきたいのは、世の中で仕事を辞めるということは、一般化しているということ。
昔は終身雇用が当たり前でしたが、今は終身雇用も崩壊し働き方も多様化しています。
仕事を辞めるということは、当たり前に起こりえることで、深く気にする必要はないということを改めて認識しましょう。
クラウドサービス・コンサルティング事業のリスクモンスター(東京都中央区)は、20~60代の社会人男女500人を対象に、転職事情に関するアンケート調査を実施した。転職経験の有無については転職の経験がある人が56.6%と、経験がない人の43.4%を上回る結果となり、2人に1人は転職を経験していることが分かった。また、転職経験者の約65%が複数回の転職を経験していた。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles
上記のように2人に1人は転職経験がある時代です。
しかも、そのうち半分以上は、複数回の転職経験あり。
すなわち、世の中の半分以上の人は退職を切り出しているといえます。
そのため、仕事をしていれば誰かが退職するということは当たり前に起こり得るということです。
引け目を感じてしまう必要は全くありません。
退職を切り出すことは上司にとってもよいこと
上司に伝えづらいというのも、多い悩みだと思います。
- 退職を切り出したとしても説得されるんじゃないか
- 普段から会社を辞める奴は負け犬だと言っている
- 他では通用しないと普段から怒られている
上記のような上司ですと、なかなか言い出しづらいでしょう。
しかしながら、上司の一番の目的は会社の業績をあげること。
私も管理職も経験があるからわかるのですが、業務の一環として社員を引き止めるのも重要な仕事となっています。
そのために、他で働いたこともないのに、他では通用しないと言ったりするんですね。

根拠はないのに、よく聞くフレーズです
上司にとって一番困ること
上司にとっては引き止めができるのが一番の理想ですが、本当に一番困るのは、急に辞めると言われること。
早めに退職を切り出しておけば、増員の手配をしたり、チーム体制を見直したり何かしら手が打てます。
退職を考えているのに、なかなか切り出さないほうがもっと迷惑をかけることになるということを理解しましょう。
勇気を出して退職の意志を伝えておけば、その事実が残るということもポイントです。
迷惑をかけると考えすぎない
同僚やお世話になった上司に迷惑をかけると考えると、退職を切り出せない人も多いのではないでしょうか。
しかしながらそれを言い出すと、一生退職できません。
ドライな言い方になりますが、同僚や上司は家族ではありませんからね。
もし会社が倒産したとしても、その同僚や上司があなたを雇ってくれるのであれば、そこまで尽くしてもいいでしょう。
しかしながら、そういったことはなく、あくまで会社として繋がってる関係がほとんど。
迷惑をかけるからと言って、退職を先延ばしにして、転職できない年齢になってしまった人も多く見てきました。
働くことは手段であり、目的ではないんですね。
あたりまえですが、会社の同僚と働くために、働いてる人を私は見たことがありません。
少しドライな言い方になってしまいましたが、本当に信頼できる上司や同僚は、多少迷惑をかけたとしても付き合いが続きます。
実際私も、未だに前職の一部の上司や部下から結婚式に招待されたり、転職の相談を受けたりいますからね。
逆に退職で迷惑をかけたからといって縁が切れてしまうような人は、それまでの関係だったと言えるでしょう。
結論から話す
考え方の整理がついたら、退職の意思を伝えましょう。
ここで大事なのが結論から伝えること。
相談になってはいけません。
- 退職しますと伝える
- 退職する理由
- 退職する時期
上記の順番で伝えましょう。
①退職しますと伝える
本当に辞めたいのであれば、不満であったり、悩みを相談すると逆効果。
相談するのではなく退職したいという意志を伝えましょう。
これにより、退職意思を伝えたという事実が残ります。
②退職する理由を説明する
次に重要なポイントが退職理由。
管理職や会社側でコントロールできない理由がベストです。
家庭の都合が難しければ自身の体調不良などが一般的。
会社側でコントロールできない理由を伝えることによって、引き止められる可能性を減らすことはできます。
③退職する時期を伝える
最後は退職する時期の設定。
自身の希望を伝えて、極力互いの希望に沿った形ですり合わせるのが理想です。
退職期限を明確にする
この時に重要なのは、退職する時期を明確にしておくこと。
自身が絶対にいつまでに辞めるということを明確にし、上司と退職日を確定させましょう
- 仕事が落ち着いたら
- プロジェクトが終了したら
- 後任が決まったら
このような回答であると、うやむやにされて退職を先延ばしにされるケースも多いです。
実際私の元同僚は、退職の意思を伝えてから退職するまで2年間の月日を要しました。
二年間となってくると、今度の人生設計も変わってきます。
本当に退職を考えてるのであれば、必ず退職日を確認しましょう。
退職願を用意しておく
より確実に退職したいのであれば、退職願は用意しておきましょう。
報告だけですと、相談だと思われて「聞いてない・知らない」と言われるのはよくある話。
提出することで、これも事実として残ります。
退職願例文
退職願
この度一身上の都合により、平成○年○月○日をもって退職いたしたくお願い申し上げます
令和○年○月○日
氏名
株式会社○○○○
代表取締役○○様
理由は一身上の都合で OK。
ここも細かく記載する必要はありません、引き止める材料になります。
いざという時のために、コピーを取っておくことも忘れずに。
退職を切り出す一般的な流れ
最後に退職に切り出す流れをご説明します。
しかしながら、これはあくまで理想の形。
切り出せないときに、重要なのはまずは退職の意向を伝えること。
マナーや一般的なルールにとらわれて、先延ばしにしていては本末転倒。
あくまで参考程度に考えてくださいね。
事前に直属の上司に報告する
まずは事前に直属の上司に報告します。
その後、決裁権のある幹部に伝えるというのが一般的です。
よくあるのが、直属の上司に伝えたものの、幹部に伝わっていないというケース。
伝えたあとは、定期的にその後どうなっているかを確認しましょう。
退職届に日付を書いていると、このようなリスクも減らせます。
同僚や部下へ伝えるのは上司の報告後
同僚や部下に伝えるのは、上司の報告後に上司から許可を取ったタイミングで報告しましょう。
会社側で困るのは、現場を混乱させられること。
あなたの退職準備で精一杯なのに、後任に対する質問や、不安の相談が殺到すると、結果的に退職日の調整が進みにくくなります。
仲がいい部下や同僚に隠すのはつらいですが、無駄なトラブルを避けたいのであれば、基本的には会社の指示に従いましょう。
どうしても切り出せない場合は
ここまで退職を切り出すためのポイントについてご説明しましたが、それでも切り出せないという人もいると思います。
そんな時に使える三つの手段をご説明します。
メールを送る
基本的に退職は対面で伝えるのがマナーだと言われています。
しかしながらどうしても切り出せないのであれば、メールで送るのも一つの手段。
まずはメールで切り出して、退職の話をする場を設けるのも一つの手です。
メール例文
退職願
この度一身上の都合により、平成○年○月○日をもって退職いたしたくお願い申し上げます
令和○年○月○日
氏名
株式会社○○○○
代表取締役○○様
本来なら直接ご相談させていただく内容ですが、どうしても退職を切り出せず、まずはメールでのご報告とさせていただきした。
礼節を欠く行動になってしまったことを、深くお詫び申し上げます。
誠に恐縮ではございますが、ご確認いただけますでしょうか。
今後の段取りについて、改めてご相談させていただければ幸いです。
礼節を欠くという文言を入れることによって、マナー違反だと認識しているということをアピールしておきます。
証拠も残るし、送ってしまうと後にも引けません。
注意すべきは、マナー違反であることには変わりありませんので、メールだけですべて終わらせてしまわないようにすること。
あくまで切り出すきっかけとして、認識しましょう。
次の転職先を確定させる
次の転職先を確定させておくのも、一つの手です。
転職先が確定していれば、管理職が引き止めるメリットもあまりありません。
なぜなら引き止めることが、非常に難しいと認識するから。
あわせて、経済的な不安を理由に引き止めることもできなくなります。
ちなみに転職のさいに転職エージェントを使うと、退職や転職のアドバイスもしてくれます。
転職エージェントは、求職者に求人の紹介や転職のサポートを行ってくれるサービス。
求職者は無料で使えます。

なかなか切り出せない方は、水面下で転職活動をしておくのもおすすめですね。
在職中の転職活動が禁止されてる人でも無料で相談に乗ってくれるので、一度相談してみてもいいでしょう。
※おすすめの転職エージェントについては、【タイプ別】おすすめ転職エージェント・転職サイト にてご紹介しています。
退職代行を使う
どうしても精神的に限界で、退職を切り出せないのであれば退職代行を使いましょう。
退職代行は、あなたの代わりに退職交渉を行ってくれるサービス。
電話一本で即日対応。
その日から会社に行く必要もなくなります。
費用は無料ではありませんが、退職代行の種類によっては有給の交渉であったり、退職希望者に比較的有利な条件で退職できるよう交渉もしてくれるのが魅力。
結果的に使った方が得したという人も多いです。
どうしても切り出せない方は退職代行も検討してみてください。
実は、世の中の四人に一人が退職代行を使って退職してるらしいですよ。
※退職代行については、【判断基準】退職代行を使うのはありえない?使うべき人と使うべきでない人の記事で詳しく解説しています。
まとめ・退職を切り出せないときは
最後に今回の内容をまとめます。
退職を切り出せない時は
- 考え方を変える
- 結論から話す
- メールできっかけを作る
- 転職を確定させる
- 退職代行を使う
手段は色々ありますので、自分に合ったものを選んでみてください。
しかしながら共通しているのは、先延ばしにしても何もいいことはないということ。
退職を考えているのであれば何かしら行動に移しましょう。
今回は以上です。
この記事の内容が皆さんに有益になれば幸いです。
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