みなさんは、会社を選ぶときにどんなことを基準にして選びますか?
業務内容?会社の雰囲気?業績?給料条件?福利厚生?
私が会社を選んだ理由は少しみなさんとちがうかもしれません。
それが原因でとんでもない社畜人生を送ることになった経験をこのカテゴリでは書いています。
少しコメディタッチで書いてますのでこのカテゴリは肩の力を抜いて読んで下さい。
「この人バカだなぁ、自分はこんなふうになるまい」と企業分析の大切さを意識してもらうきっかけとなれば幸いです。
新卒当時の私が入社を決めた理由
自分がどれだけ特別扱いされているかで就職先を決めた
特別扱い。それが私が新卒で一番最初に入社したとてつもなくブラックだった会社 B社(※仮名です)に入社した最大の理由です。
野球でいうドラフト一位、エースのローテーションポジションが確約されるまさに、新人の松阪大輔のような扱い。
三国志でいうと劉備が諸葛亮を三顧の礼を尽くして迎え入れたような熱烈なオファーを頂きました。
入社の経緯
人事部長)ブラック君が、わが社に入社してくれたら内定者代表のスピーチをお願いしたいと思う是非来てくれませんか?
人事部長)私の権限でグループディスカッションは飛ばして役員面接まで進ませてあげます。
人事部長)グールプディスカッションは便宜上受けてもらわないとまずいから役員面接のあとに受けてください。
人事部長)この内容は他の社員には内緒にしてください。
内容だけ見ると、すでに怪しさ満開でブラック企業の雰囲気が既にでておりますね。
実際には内定者代表のスピーチは約束通り依頼され、同期に聞いた話によるとグループディスカッションでは同期の友人が多数落とされたみたいなので選考はちゃんと行われていたみたいです。
その後も、人事部長に何度も熱烈な誘いを頂いていた私の人心は完全に掌握されており、企業分析も盲目になっておりました。
当時の私の浅はかな考え
他の企業も受けていてた私は、優秀な大学から何百人と集まる中でトップをとるのは並大抵のレベルでは無理だと感じました。
しかし、あまり有名じゃない会社ならトップをねらえるのではないか?私の戦略には確固たる自信がありました。
我に必勝の策あり!!
完全に天才軍師気取りやな
私は当時まだ浸透してなかったレッドオーシャンではなく、ブルーオーシャンを選択するといった戦略をとったのです(笑)。
先進的な考えをとりいれた結果。そこは、オーシャンではなく深い沼でした。
東南の風(神風)はもちろん吹きませんでした(泣)
でも、もうひとつB社を選んだ誇れる理由がありました。※他人にも自信をもって説明できる理由です。
社長候補と紹介されていた常務の存在
私がB社に入社を決めたもう一つの決め手は、非常に魅力的な役員がいたということです。
- この大きな競合にどうやって勝つんですか?具体的にお聞かせ下さい。
- これから縮小していく市場に対して、中長期的にはどういった戦略を考えておられるか
- (事前にお店を視察して)店員があまり接客に来ないんですがそういうスタイルですか?
- 就職説明会で、お店の商品券を渡すのはどうかと思います。買収と同じです。
当時の私はそういった無駄に相手の痛いところをつく質問や意見をすることにより、面接官に印象を残すという面接スタイルをとっていました。
幸いその作戦は的中したのか、面接をした会社からはすべて面接通過のご案内をいただけました。(自分が今、面接官だったら絶対こんな勘違い野郎は落としますが)
しかしながら、質問をぶつけたときの面接官の対応はどれも、言葉を濁したり、ふわっとした回答をする方がほとんどでした。
私は、B社の役員面接の際に常務に対しても同じような質問をぶつけました。
すると、常務は具体的な対策や対応を含めひとつひとつ丁寧に説明してくださったのです。
その説明を聞いた結果、こういった常務が後々にトップになるような会社なら将来は安泰だ。私は強く確信しました。
衝撃の事件
入社して翌年、その常務は社長と揉めて退職されました。。。。
しかし,そんな事件はささいなものと感じるほど壮絶な私の社畜人生がこれから幕を開けるのでした。
とんでもない船出だね(笑)
次回へ続く