
販売職におすすめ転職先が教えて!
タイプ別にご紹介します

販売職の仕事についたものの、理想と違っていて転職を考えている人もいるのではないでしょうか?
- 給料が低い
- 体力的にきつい
- 接客が苦手
- 将来が不安
- 土日祝日に休めないのがつらい
理由は様々だと思いますが、実際に転職を考えてみると
- 販売職はスキルがないから転職できない
- 店長経験がないと意味がないかも
- 販売しかやったことないから不安
など、不安に感じることは、多いですよね。
私自身も転職を検討したさいには、不安要素が邪魔をしてなかなか転職に踏み切れませんでした。
その結果、転職活動を始めるのが遅くなり年齢的なハンディを背負ってしまったり。
そのうえ、何も考えず転職活動を始めたので苦労の連続です。
今回は、そんな過去の私と同じような悩みを抱えている方へ、販売職におすすめの転職先をメリット・デメリット含めてご紹介します。
筆者の経歴
- 販売職として10年間働く
- TOEIC受験経験なしの英語力
- 販売職→店長職→営業職→大手ホワイト企業のセールスマーケテイング
この記事をご覧いただければ、販売職でも狙える転職先を知れるとともに、転職を成功させるためのポイントがわかります。
私自身が販売職のときに、実際にオファー(内定)を頂いた内容もご紹介しますので、これから転職を考える一つの目安としていただけますと幸いです。
販売職におすすめの転職先
販売職におすすめの転職先は、みなさんが何を目的として転職するのかで変わります。
販売職の対面スキルを活かす転職先
対面での仕事や接客が苦手でないのであれば、販売や接客にかかわる仕事がおすすめです。
営業職
営業職は、顧客に商品やサービスを提案して契約してもらうことにより、売上を創出する仕事です。
扱う商品も企業によって様々ですので求人も多く、潰しが効きやすい職種であるといえます。
比較的ステップアップも狙いやすいので、将来的に高収入も狙える職業です。
- 販売力に自身がある。
- 顧客と信頼関係を築くのが好きだ
- 将来的にステップアップしたい
という人には向いている仕事だといえます。

私も営業職を経由してステップアップしました
注意すべき点は、販売と営業では商談のプロセスに違いがあるという点。
営業職は販売と違い、提案書の作成やプレゼンのスキルが求められることも多いです。
そのため、基本的なPCスキルは取得しておいたほうが転職は有利に進めれるでしょう。
将来的にステップアップが狙えて、潰しが効きやすい
提案書の作成やプレゼンのスキルが求められる
サービス業
接客業やサービス業は、比較的販売職と共通する業務が多いです。
顧客の要望に応え、満足いくサービスを提供する仕事です
一時期、求人が減っておりましたが徐々に復活しています。
販売職と似ていますが、業態によっては数字に追われないのがメリットです。
- レストランやカフェ
- 居酒屋やバーなど飲食店
- ホテルなどの宿泊施設
- 遊園地などの娯楽施設
- 美容院やネイルサロンなどの美容理容店
一部、独立などにも向いている職種であるため、将来的に店を持ちたいという人にはおすすめです。
反面、景気に左右されやすいのも特徴です。
より業界の依存度が高い職種であるため、その業界で将来的にも働く気があるかどうかも重要となってきます。
業態によっては数字に追われない、一部業態は独立を目指せる
景気に左右されやすく業界依存が強い
セールスマーケティング
セールスマーケティングは商品を売るための企画や戦略を考案し、実際に実行するまで仕事です。
私も、現在セールスマーケテイングの仕事についています。
どのようなことをすれば、多くの顧客を獲得できて成約できるかが求められます。
一般的にセールスマーケティングの仕事といっても多岐にわたり、企業によって様々です。
私の場合ですと
- 顧客に対するプレゼン支援
- イベント・セミナーの開催
- 販売施策の立案と遂行
- 商品の企画・販売
- 全国営業への情報提供
が主な業務です。
セールスマーケテイングは今、人気の職種でもあり、基本的には経験者が優遇されます。
しかしながら、店舗のSNSやブログ運営などで成果を残したことがある方は、アピールポイントになることも多いです。
具体的には、
- SNSのフォロワーを、〇〇人増やした
- ブログに商品を掲載することによりその商品の売上を〇〇%上げた
など数字で具体的に示せると効果的です。
そういった実績が示せる場合は、根拠となる材料を準備しておきましょう。
これから需要が伸びるスキルが取得できる
人気職種であり、過去の実績が求められる
介護職
介護職は、日々の生活において、ほかの人からの介助を必要とされる方のサポートを行う仕事です。
日本はご存知の通り、高齢化社会です。
そのため、介護職の求人というのは常に右肩上がりです。
景気に大きく左右されないというのも魅力的です。
求人数が圧倒的に多いのも魅力的ですが、関連の資格を取れれば仕事に困ることも少ないでしょう。
しかしながら、基本的には奉仕の精神が求められる仕事です。
高齢者のお世話に抵抗がある人は長続きできないでしょう。
あわせて、一部の企業によっては過酷な労働環境や賃金が低いことも問題になっています。
転職をする際は、労働環境をしっかりリサーチすることもポイントと言えるでしょう。
不景気に強く、求人も多い
比較的負担の大きい仕事であり、奉仕の精神が求められる
他社販売職
販売の仕事自体はそんなに嫌いではないけど、年収や今の職場環境に不満があるのであれば、同業他社への転職も視野に入れましょう。
今までの経験が活かせる可能性が高いですし、同じ販売職でも、家電量販店とアパレルや百貨店など規模や業界によっても待遇は大きく違います。
あわせて、今持っているスキルが評価されて、高待遇になる可能性も高いです
もし、販売職自体の仕事に魅力を感じているのであれば、同業他社も選択肢と入れましょう。
ステップアップの可能性があり、今までのスキルがそのまま活かせる
ライフサイクルや業態は大きく変化しない
接客や対面が辛い場合におすすめできる転職先

やっぱり対面や接客の仕事しか転職できないの?
安心してください。
それ以外の仕事に転職している人も大勢います。

販売職から転職する理由として、接客がどうしても合わないという方も少なくないです。
その場合は、無理に元販売職の強みにこだわらず仕事を探しましょう。
販売職でも、販売や顧客対応よりも、売り場作りや清掃作業が得意な人も多いです。
そもそも、販売職自体の肩書はあまり評価されないケースが多いのでそこまで悲観的なる必要もありません。
大事なのは
- 自分がどのような人間か
- 仕事でどういったことに取り組んだか
- 転職先にどういったメリットをもたらせるか
をアピールすることです。
参考までに、私の元同僚が転職した職種の一部をご紹介します。
製造業
製造業だと工場作業員がおすすめです。
このブログの運営チームの一人も、仕事として経験したことがあり、人と接することが少ない仕事の一つです。
工場作業員は、製造業やメーカーが保有する工場での作業をする人のことを指します。
特に引き合いが多い仕事はライン業務です。
具体的には、ベルトコンベアで流れてくる製品に対しての流れ作業や、検品業務。
単純な業務内容を黙々と正確に行うことが求められます。
反面、本当に会話や日常の変化が少ないのでそういった環境に耐えられるかがポイントです。
顧客対応がない
会話や刺激が少ない
物流業
物流業は、ネット通販の普及で右肩上がりの業界です。
主な求人は倉庫業務やドライバーなどの求人が多いです。
基本的には体力仕事ですので、一定以上の体力が必要です。
あわせてドライバーの場合は、車の運転技術や配達計画を考えることも求められます。
そのほか、荷物の引き渡しの際の顧客対応も求められます。
工場勤務ほど、会話が少ないわけではないのですが、黙々と作業ができることが求められます。
これからも伸びる業界である
肉体的負担が大きい
事務職
事務職は販売職からの転職先で最も人気の職種の一つではないでしょうか。
仕事内容は書類の作成や処理、整理、データ入力や電話応対・来客応対などの業務全般です。
事務職は、定時退社のイメージも強く求人者もあとを絶ちません。
そのため、他の求人者より訴求できる強みが必要です。
- 年齢的に若い
- PCスキルが優れている
- 業界にする知識が深い
少なくとも最低限のPCスキルは必要です。
特に未経験ですと難易度もあがりますので、契約社員から初めて正社員を目指すのも一つの手です。
実際、私の元同僚も契約社員を経て営業支援の事務職の正社員に採用されました。
ひとつ参考になったのは、営業支援の事務職だったので、どうすれば営業が売りやすくなるかを意識して業務にあたったそうです。
そのときは、販売職の経験が役に立ったと伺ってます。
もし事務職を狙うなら営業支援の事務職、営業支援事務を狙ってみてもいいかもしれませんね。
拘束時間が比較的少ない
人気求人で求人数が少なく転職難易度が高い
SE(システムエンジニア)
年齢的にまだ若いのであればスキルを習得して、未経験の業界に挑戦するという選択肢もあります。
私の友人はプログラミングスクールを経由して、システムエンジニアになりました。
俗に言うスキルが必要とされる仕事ですので、次の転職にも繋がりやすいのがメリットです。
また高年収の人も多いですね。
接客というほどではないですが、プロジェクトを進めるにあたり顧客や営業とコミュニケーションを取る必要があるので、販売職の経験がすごい活かされてると聞いてます。
これから伸びる業界で、不景気にも強く年収アップが期待できる
前提として、スキルの習得が必要
参考) 私がオファーを頂いた転職先
ついでに、私が販売職時代(30歳)のときにオファー(内定)いただいた内容をご紹介します。
- 大手製薬会社 営業職 年収維持
- 中小Web制作会社 年収1割減
これから転職活動をされる方の一つの目安となれば幸いです。
転職を成功させるためには
以上、販売職におすすめの転職先をご紹介させていただきました。
もしかしたら、自分がイメージする理想の転職先がなかった方もいると思います。
そんな人も含め、転職成功させるための秘訣もご紹介します。
転職エージェントを使う
良い条件で他業種に転職するのであれば、転職エージェントの活用は不可欠です。
転職エージェントは求職者の転職支援をしてくれるサービスです。
求人情報を紹介してくれるだけでなく面接対策や年収交渉も代行してくれます。
しかも無料で活用できますので、転職を成功させたければ、必ず活用しましょう
ひょっとしたら、今回ご紹介した転職先にもないような、あなたにぴったりの求人が見つかるかもしれませんよ。
私が使って良かったと感じた転職エージェント
参考までに、販売員時代に私が使ってよかったと感じた転職エージェントをご紹介します。
転職エージェントは幅広く求人情報を集めるためにも、複数登録がおすすめです。
リクナビネクストの調べによると転職者は、平均で4.2社の転職サービスを利用しているそうですよ。
つまり転職を成功させるのであれば、複数登録は必須といえますね。
転職エージェントに複数登録すると大変?【実際に複数登録しました】
私は過去に10社の転職エージェントを使いましたが、個人的には下記の4社を抑えておけば問題ないと感じました。
ひと通り登録する場合は、『お気に入りに登録しておく』か『別のウィンドウで開く』
で、とりあえず開けておくのが時短になっておすすめだよ!

※表の転職エージェント名をクリックすると各転職エージェントのホームページに移動できます
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リクルートエージェント |
doda |
マイナビエージェント | JAC Recruitment |
個人的満足度4.7(5点満点中) | 個人的満足度4.3(5点満点中) | 個人的満足度3.9(5点満点中) | 個人的満足度4.6(5点満点中) |
20代~ 50代対象 | 20代~ 50代対象 | 20代~ 30代前半対象 | 20代後半~50代対象 |
求人数No1 | 手厚い転職支援 | 20代に強い | 外資系に強い |
・求人数No1なので登録必須 ・迷ったら登録しておこう |
・求人数No2エージェント ・リクルートより支援が手厚い印象 |
・若手の転職に強いので、20代におすすめ ・30代後半~の紹介は苦手 |
・英語スキルがなくても使えた ・結構良い求人を紹介してくれた |
もし、転職に迷っているなら求人数の多いリクルートエージェントとdodaにだけ登録しておけばOKです。
本格的に進めるのであれば、あとから増やしていきましょう。
※各転職サイト・エージェントについてより詳しい情報は下記の記事に詳しくまとめています。
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【タイプ別】おすすめ転職エージェント・転職サイト
世代別・属性別に分けておすすめの転職サービスをご紹介してます。 世代別 属性別 ※「第二新卒」は新卒で就職して4年未満の人向け。 ※「販売職から転職」は、販売・サービス・接客業から転職を考えてる人向け ...
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すぐにでも行動する
転職を成功させる秘訣は先手必勝です。
条件が良い求人はすぐに採用が決まりますし、どんなに優秀な人でも、良い求人に巡り会えなければ転職できません。
もし将来的に販売職を続けるつもりがないのであれば、本日中にでも転職サイトや転職エージェントに登録しましょう。
転職するリスクはあるかもしれませんが、転職活動をするリスクはゼロです。
良い条件の求人がなければ辞退すればいいだけの話ですが、採用が決まった求人にはあとから応募はできません。
あわせて、あまり職歴が評価されない販売職に関しては、年齢の影響も大きいので時間が経てばたつほど、転職難易度は上がります。
20歳〜
30歳に満たないのであれば第二新卒枠での採用も視野に入りますので、比較的職歴が問われず採用に至るチャンスもあります。
私の元同僚は、第二新卒枠をうまく使って大手優良企業に転職が決まりました。
もともと転職するか迷っていたみたいですが、企業名をみて即決したそうです。(笑)
同じ20代でも若ければ若いほうが有利なことには間違いないので、メリットはうまく活かしましょう。
ちなみに私は過去に、職場の上司のいうことを鵜呑(うの)みにして完全に失敗しています。
販売職にとっての若さは数少ない大きな武器なので、私のような後悔だけはしないようにしておきましょう。
30歳以降は
30歳以降は、店長経験などマネジメント経験が求められるケースが多いです。
しかしながら、店長経験がなかったとしても絶対に転職できないわけではないので、ご安心ください。
他業種の転職であれば、店長経験よりも、その企業にとって自身を雇ってもらうメリットを訴求できる方が重要です。
※参考記事
とはいえ、若ければ若いほうが有利なのは変わりません。
販売職を続ける気がないのであれば、すぐにでも転職活動を始めておきましょう。
まとめ、転職先より自身がどうなりたいかが大事
以上 販売職におすすめの転職先についてご紹介しました。
最後にここまでの話をまとめます
- おすすめの転職先は対面非対面で変わる
- 転職するなら転職エージェントを使うべき
- 販売職の転職は若いほうが有利
大事なのは、転職先ではなく自分がどうなりたいかです。
共通して言えることは、考えているだけだは何も解決せず、時間だけが過ぎていくということ。
将来的に販売職の仕事を続けるつもりがないのであれば、今から準備は始めておきましょう。
その行動が、あなたの未来を大きくプラスに導くかもしれませんよ。
今回は以上です。

みなさんのこれからの人生を応援してます。