今回は職場で雑談したくないときの対処法を私の経験からご紹介します。
雑談したくない方はぜひ参考にしてみてください
※今回の記事は、私の友人バーガーの経験談がためになったので、執筆をお願いしました。
みなさんは職場でどのように業務をしていますか?
プライベートなことを相談しあうような、友達関係のような楽しい雰囲気で働いている方もいれば、極力雑談はせず、自分の仕事をまっとうしたいと思っておられる方もいると思います。
社員同士の仲がいいとは言えないのに、休憩時間お互いが気まずくなるのがいやなのか、なんとなく雑談を続けている、というような職場でした。
しかし、私(バーガー)は少し勉強していた社会心理を利用して、人間関係を悪くすることなく自分の仕事を全うすることができました。
今回は、職場で余計なことを話したり、プライベートな内容を雑談したりするのが苦手な方、雑談をする必要がないと悩んでいる方のために対処法を、ご説明
いたします。
話をせざるを得ない職場だった
社員同士の仲はいいとは言えず、自分の仕事をすればそれで充分、という風潮の会社でした。
そのため勤務時間中はピリピリとした雰囲気でしたが、それでも休憩時間のときは全員が同じ食堂で昼食をとり、自由な時間をすごす、というものでした。
社員同士の仲がそこまでよいとは言えないにもかかわらず、休憩時間中は同じ空間で時間を過ごすので、雑談をせざるを得ないという状況になります。
会話の内容も、「最近の仕事がしんどい。」とか、「最近楽しいことがなくて。」というような、盛り上がりに欠ける愚痴のようなものばかりです。
私自身、ネガティブな話をするのは好きではなかったのですが、先輩や上司がいる手前、面と向かって「そんな話は聞きたくない」とは言えないので、合いの手をいれて無難にその場をしのぐ、ということを続けていました。
勤務してしばらくは自分にとって興味がない話に相槌をうってその場をしのぎ、休憩時間をすごす、という毎日を過ごしていました。
しかしある時私は、「苦手な人と無理に話をすることはストレスを増やす原因になる」という大学の講義を聞いたのを思い出しました。
以降、私は食堂でも無理に会話の輪に入るということをやめ、昼食を終えたら読書をしたり音楽を聴いたりと、極力人と目が合わないように自分の時間を楽しむようにしていきました。
無理な雑談で悩まないための2つの方法
無理に雑談で悩まないようにしようと決めてから、心がけていたことが2つあります。
自分の時間を楽しく過ごすために職場に何か持ってくる
まず、「自分の時間を楽しく過ごすために職場に何か持ってくる」ようにしていました。
休憩時間に1人でいる時はどうしても手持ち無沙汰になる時間ができてしまうのは必須です。
そこで私は、音楽を聴きながら小説を読んだり、スマートフォンで映画を見たりして過ごしていました。
イヤホンをすることで、不用意に声を掛けられることも少なくなりますし、興味のない話や聞きたくない話題を自分からシャットアウトすることができます。
私は本を読むことが好きだったので、職場に何冊かストックを置いておき、自分の気分によって読む本のジャンルを変える、というようにして休憩時間を過ごしていました。
自分の時間を有意義に過ごすことで、周りの目が気になることもなくなりましたし、相手からも「今取り込み中だな」と暗に示すことができるため、相手から声をかけられることもなくなりました。
休憩時間中に体を動かす
休憩時間なのですから、職場に常にいないといけないという会社はそこまで多くないと思います。
休憩時間が来ると私は、勤務時中にたまった疲れを開放するために少し外に出たり、誰もいない部屋などでストレッチをしたりしていました。
体を動かす、というのは体だけでなく、脳にもよい影響を与えます。
大学で学んだことを実践する要領で、休憩時間はできるだけ外に出かけるようにしていました。
休憩時間に外に出るようになってから、スッキリとした気持ちで勤務を再開することができました。
外に出れば職場の方と一緒に過ごすことはありませんし、雑談をする機会自体を減らすことができました。
体を動かすことで、体も脳もスッキリでき、かつ職場の人と雑談する機会も減らすことができるので、一石二鳥です。
勤務中の雑談を避けかた
勤務中に雑談を持ちかけられることも少なくないですよね?
勤務中は自分の仕事に集中するために、以下のことを意識して行っていました。
足のつま先を相手の方に向けない
1つ目は、「足のつま先を相手の方に向けない」ということです。
行動心理学では、つま先の向きとその人に対する興味や好感度には関係があるということが明らかになっています。
つまり、自分の好きな人や一緒にいて楽しいと思える相手であれば、自然とつま先はその人の方を向いていると考えられるのです。
この心理を逆手にとって、あえてつま先をその人の方向へ向けないことで、「あなたと話す気はない」ということを暗に伝えるようにしていました。
首だけ相手の方に向けることで、相手と目を合わせて話すことができ、相手の気を悪くすることはないでしょう。
また、首を戻せばすぐに自分の業務に戻ることができるので、雑談する時間も機会も少なくすることができました。
集中するタイミングで自身のスイッチを入れる
同時に意識して行っていたことは、「集中するタイミングで集中のスイッチを入れる」ことです。
私は作業に入るとき、近い場所に飲み物や眼鏡を置いておき、作業中はできるだけ無駄な動きをしないよう意識しました。
そのことで自分の作業に集中でき、周りの人にも集中している雰囲気が伝わることで無駄な話を持ち掛けられることが少なくなっていきました。
雑談に巻き込まれてしまう方というのは、どうしても周りから「この人には話しかけても問題ない」と思われてしまいがちだったりします。
そのように思われてしまう原因としては、つい周りの人の目が気になって作業に集中できていなかったり、無意識のうちに動いてしまったりしていることにあります。
雑談を持ち掛けられないような雰囲気を行動から出すことができれば、自然と話しかけられる頻度も減っていきます。
勤務中は報連相を忘れない
「報連相」はご存じの方も多いと思いますが「報告・連絡・相談」の略語で、ビジネスにおいては重要な行動です。
一般的に、ビジネスにおける「報告」とは、仕事の経過や結果、進捗状況について上司などにを知らせること。
「連絡」とは、仕事の情報や業務、今後の予定などを関係者に伝えること。
「相談」とは、業務の過程で疑問や問題が出た際、上司や同僚に意見を求めることです。
業務を効率的に行い、作業に支障が出ないように「報連相」を重要視する企業は多くあります。
いくら雑談を避けたいからと言って、まったく会話をしないですごす、ということは好ましくありません。
業務で重要な事柄は上司や先輩、部下に伝える必要がありますし、伝えなければ業務に支障が出たりミスにつながったりしてしまう可能性もあります。
必要最低限の報告は行うようにしたいものです。
私の直属の上司もコミュニケーションをほとんどとらない方だったので、1つの事柄を相談するのにも勇気が必要でした。
しかし、そういった状況でこそ私は「報連相」は徹底しました。
「報連相」を徹底したことで、私には「大事なことや業務に関しては、しっかり情報をくれる人」という印象がつきました。
こういった印象がつくことにより、無理に雑談をせずに休憩時間の別行動をとっていても、業務に関しては信頼されるようになりました。
結果として、無駄に話しかけられることも減り、業務に集中できました。
「報連相」を実施する際にはには結論から話すことを意識し、話す時間も極力少なしました。
直接話すのが苦手であれば、メールでもいいと思います。メールがない環境なら報告・連絡のみはメモ書きやレポートで行ってもいいでしょう。
とにかく、「報連相」を意識しましょう。
これにより業務に支障が出るということがなく、苦手な相手と無駄な話をせずに済むようになります。
まとめ
職場で気の合わない人と話をしたり、話を合わせたりすることは精神的にもストレスがかかってしまいます。
人間関係で悩んでしまわれる方も少なくないと思います。
しかし、そもそも会社というのはおしゃべりや雑談をするために行く場所ではありません。
企業側からすれば、その企業方針や理念に沿って業務を行い、利益につなげることが最も大切です。
毎日行く場所だからこそ、自分の気持ちのよい環境にするため、できるところから変えていけばよいと考えます。
会社がうまく回るように業務を行い、きちんと報連相を行って、滞りなく業務を進めるために自分はここにいるのだと自信を持ちましょう。
それでも理解されない場合や、自分の限界を越えてストレスを感じる場合は転職するのも選択肢のひとつです。
もしかしたら、もっと良い職場と巡り会えるかもしれません。
今回は以上です。この記事の内容が皆様にとって少しでも皆様の有益な情報となれば幸いです。