雑談力って何?
雑談を通してその場をなごやかにする、人間関係を良くする力です
職場で仕事をしていると、ちょっとした隙間時間や仕事に区切りがついたときに、何人かで雑談をすることがありませんか?
その中で雑談をめんどくさいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
雑談が苦手だと思っている人もいるでしょう。
また、雑談力はあるが職場においては雑談よりも自分の仕事に集中したい、という考えもありますよね。
今回は「職場における雑談の効果」についてご説明します。
雑談があまり好きではない、という方もいったん先入観を脇においていただき、雑談の持つ「効果」を考える機会になれば幸いです。
私の経験上、雑談は仕事において大事だと考えます。
なぜなら職場の人間関係を良くする「潤滑油」になるから。
私自身も、適度な雑談がリフレッシュに役立っており、仕事の合間に同僚と雑談をすることによって、ほっと一息つけます。
本記事を読んで、これからの働き方のヒントとしてくださいね。
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職場の雑談がめんどくさいと思ったら
雑談がめんどくさいと思ったら、まずは雑談のメリットについて整理しましょう。
その上で、メリットがあまり感じられないようでしたら無理に雑談をする必要はありません。
まずは雑談の「効果」を挙げます。
雑談の効果を考える
職場で雑談をすることは、みなさまによい影響をもたらす「効果」があります。
ただ単純にほっと一息つく、リフレッシュする、ということ以上にお仕事にプラスに働く場合があるのです。
ただ、中には「わたしは雑談が嫌いです!」という方もいらっしゃると思います。
そもそも雑談をするにもそれなりの「雑談力」が必要です。
冒頭でも述べましたが、雑談力とは、雑談を通してその場をなごやかにする、人間関係を良くする力のことです。
さて、職場で雑談をした方がいい人、それほど雑談を意識しなくてもいい人、という視点からお話しを進めていきます。
言い換えると
- 雑談をした方がお仕事により良い影響がでる人
- 雑談をしなくてもお仕事に大きな影響が出ない人
という見方です。
職場はお給料に見合うお仕事をするところ
まず雑談の話しうんぬんの前に、大前提として職場という所は、お給料をもらう代わりに「自分にあたえられたお仕事を行う場所」と言うことができます。
つまりは毎月のお給料に見合うお仕事ができていれば、それでひとまず問題はない、ということですね。
職場での雑談に積極的でない方は、感覚でそれを分かっている方です。
ただし、お仕事を行う上で、「どちらかと言えば」雑談力を身に着けた方が良い方と、特に雑談力を身につけなくても、大きな問題になりにくい2パターンに分けることができます。
つまり、皆様の職場でのお立場やキャリアに関する考え方で雑談の重要度が変わってくるというようにお考え下さい。
雑談力が仕事に影響する人、しないひと
さて、本題に入ります。
- お仕事上雑談をした方がいい人
- 特に雑談をしなくても大きな問題が無い人
と分けたときにおおよそ以下のように「キャリアアップを図りたい人」、そして「営業職のような外部との商談を行う職種の方」は雑談力を磨いた方がお仕事上プラスに働くのが一般的。
雑談力が仕事に影響する人は?
- 将来キャリアアップして管理職を目指している人
- 営業職の人(外部との商談が職務に含まれている人)
職場での雑談を無理にしなくてもお仕事にあまり影響がない人
- 今の職位に満足している人
- 事務職や工場の製造ラインで働く方など、ある程度自分だけで完結できるお仕事をしている人
- この後に詳しくお話ししたいと思いますが、簡単に言うと
- 管理職には雑談力も含めたコミュニケーション能力が部下からの信用につながり、職位として求められるスキルであるということ
- 営業職などの外部との商談を成功させるためのテクニックとして雑談力が必要になること
この2つになります。
職場で雑談する努力をした方がいい人
雑談する努力をしたほうがいい人について説明します
将来キャリアアップして管理職を目指している人
まず第一に、将来キャリアアップして管理職を目指している人です。
なぜならば、管理職は様々なアプローチで部下の方とのコミュニケーションを図る能力が求められるからです。
そして雑談力はコミュニケーション能力に大きく影響します。
※下記の東芝デジタルソリューション株式会社の人材育成コラムでも記載されています
参照 https://www.toshiba-sol.co.jp/business/gene_lw/column/0020.htm
部下の方は1人1人、性格も違えば考え方も違いますよね。
「いいからやれ!」「はい!」と言ってくれるのは、ほんの一部の「体育会系」の方だけに限られます(笑)
今の時代、パワハラで訴えられてしまうかもしれません。
部下の方1人1人に応じて、うまく「やる気」を引き出す話し方が必要です。
どの部下の方に対しても同じ話し方しかできないと、あなた様のお話しを理解して頑張ってくれる部下の方は限られてしまうでしょう。
将来管理職になりたいけれど(もしくは今も管理職だけれども)いまいちコミュニケーションに自信がないな、と思われる方は職場での雑談を、コミュニケーション能力向上のための「練習場」として考えてみてはどうでしょうか?
コミュニケーション能力を向上させる雑談とは?
私の体験談をお話します。
私の部下の方で、愛想はいいのですがなかなか打ち解けてくれない方がいました。
中途入社で私の部署に配属になった方です。
始めのうちは、入社したばかりで緊張しているのかと思いましたが、数か月経ってもあまり会話が続きません。
雑談をきっかけにしたコミュニケーション例
私が話しかければ「そうですね」と答えてくれるのですが、いつも会話が広がらずになんとなくぎこちない雰囲気で終わってしまうのです。
もちろん業務以外のことで、部下の方から話しかけられることはほとんどありませんでした。
そこで私は
- 笑顔で話しかけること
- 小さなことでも褒めポイントを探して「すごいね!」と伝えること
- 週末の自分のプライベートであったことを話した後に「〇〇さんは何してた?」と問いかけること
この3つを意識して繰り返して話しかけ続けました。
雑談をきっかけにしてコミュニケーションをもっと取りたい、と思ったのです。
ちなみに何も無ければ天気の話しでもしていました(笑)。
この繰り返しを行っていると、何か月か経つと少しづつ部下の方から話しかけてくれるようになったのです。
雑談から警戒心が溶ける
だいぶ話しができるようになった頃にその部下の方に聞いてみました。
「始めの頃、自分のこと警戒してた?」
すると部下の方は、「はい、私は人を信用するのに時間がかかるんです」
それから「〇〇さん(自分のこと)は今までの上司より打ち解けるのがすごく早い方です」と言ってくれました。
だからなに?と言われてしまえばそれまでですが(笑)、それからはお互い業務のことに関しても本音で突っ込んで話しができるようになったのです。
ここから本題に戻しますが
皆様の「雑談力」≒「コミュニケーション能力」が試される場面が、管理職になると多くなります。
良い「雑談力」が、あなた様を助けてくれるようになります。
円滑なコミュニケーションを図れる、ということは、業務において大きな力にりますよ。
営業職の雑談力は仕事に影響する
冒頭でも触れましたが、営業職など「外部との商談」が職務に含まれている人の雑談力は仕事に影響します
よく、「商品を売る前に自分を売れ」と言われますよね。
「物を売る」ということは、その前に「相手からの信用を得る」というステップが必要です。
なぜなら「信用していない人から物は買わない」からです。
高額な物や大きな取引になればなるほどその傾向は強くなります。
ネットショッピングの場合は人の信用も何もないじゃない、というお声が聞こえてきそうです。
ネットショッピングの場合は別物だとお考えください。
雑談は貴重なコミュニケーションツール
事前にその商品に対して興味があり、ネットで調べた上で自分で「欲しい」と思って購入するからです。
ネットショッピングのように始めから購入の意欲がある場合と、初めの段階では「知識」も「興味」も、まして購入意欲の無い物を売る場合とでは、そもそもの購入(取引)に至るプロセスが違います。
そして営業職の場合、後者になる場合が多いです。
自社の商品を買ってもらいたい、自社と取引してもらいたい、と考えて商談先に訪問する場合には、こんにちは、初めまして、から始まる最初の5分にどういう態度で何を話すかということが、商談を成功させるための最初のハードルとなります。
なぜなら商談相手は、この段階では、まだ相手のことを信用していないからです。「だまされないぞ」と思っているわけです。
雑談が警戒心を解く
そこで相手の警戒心を解いていくテクニックとして「雑談」が登場することになります。
雑談力を駆使して、適切な商談の入り方を意識することが、相手の警戒心を緩めることにつながっていきます。
ですが商談相手先で雑談、と言われても何を話していいか分からない、という方もいらっしゃるかもしれません。
天気のこと、今日食べたランチのこと、先週末にプライベートであったちょっとしたトラブル。。。
堅苦しく考えずに相手が反応しやすい事柄をにこやかにお話ししましょう。
筆者の経験談
私も営業職なのですが、わたしのケースでお話しますと、初めてお会いした商談相手の方にはこんな感じでした。
1. まず、お会いできて嬉しい、ということを素直に伝えます。笑顔です。弾んだ声を意識します。
2. 次に、ちょっとオチのある話しをします。
(有名でおいしい、と聞いたのでランチで〇〇ラーメンをここに来る前に食べてきました。有名なだけあってとても混んでいて、30分も並ばされました。本日の訪問時間に間に合わないかと思い、焦って食べて味が良く分からず、もったいなかったです(笑)。)
3. 関連した返答しやすい質問を投げかけます。
(〇〇ラーメンはよく行きますか?他にお勧めのランチのお店はありますか?など)
たったこれだけのアイスブレイク(初対面で緊張を解きほぐす手法)を雑談として初めに投げかけるだけで、その後の商談の雰囲気も変わってきます。
この場合でいうと、初めはにこりともしなかった商談相手の方は、まず、私の話しで少し笑ってくれました。
わたしが行ったラーメン屋さんは美味しいけどお昼時はいつも混んでいること、他には〇〇ラーメン屋も美味しいから今度行ってみて、と教えてくれました。
その後しばらく、店主の言葉遣いは乱暴だけど味噌ラーメンが美味しいとか、洋食屋さんで△△というお店がある等々教えてくれました。
私は「へー」とか「うんうん」とあいづちを打ち、時折質問を交えながらしばらく「ランチ雑談」をしてから商談に臨みました。
当初1時間のお約束のはずが、会話が盛り上がり2時間お話しさせていただき、後日役員会の議題として取り上げていただきそこでプレゼン、無事契約を結ばせていただけました。
ちなみに、もし簡単にオチのある話しがその場で出てこないようであれば、事前に準備することをお勧めします。
お話しした「ラーメン焦り話」(笑)の場合も、実は事前に用意していた話しでした。前に一度食べたことがあったのです。
この1週間で経験したオチのある話しはありませんか?
聞いたことでも調べたことでもいいですし、多少誇張しても全く問題ありません。
なぜなら雑談の目的は、本題に入る前に商談相手の警戒心を少しでも緩め、その後の商談を少しでも有利に進めていくためのものだからです。
オチがなければだめか?と聞かれたならば、「できればあった方がいい」というお答えになると思います。
オチのある話しによって、相手が「笑う」ことが重要だからです。
笑いの効能は医学的にも立証されており、笑うことにより「副交感神経」のスイッチが入り、リラックスモードになることが分かっています。
ざっくり言うと、よい雰囲気で商談に臨めるようになります。
つまり、相手の警戒心を緩めることができるということですね。
してはいけないNG雑談
今の職位に満足している人や、例えば事務職や工場の製造ラインで働く方など、ある程度自分だけで完結できるお仕事をしている人に関しては、こういった「雑談力」を身に着けるべき優先順位は下がります。
ですが、社内での円滑なコミュニケーションを図れることは、できないよりはできた方が良いですよね。
皆様がプライベートでも交友関係を広げたい、深めたい、と考えている方であれば、やはり雑談力はあった方がいいです。
ストレスにならない程度に職場で雑談してみることをお勧めいたします。
ですが雑談であればなんでもいい、というわけではなく、話題や話し方として気を付けていただきたい雑談の例を挙げておきます。
- 会社や職場の人の悪口や陰口を言う
- 一方的に自分だけが話してしまう
- 適度なタイミングで切り上げることをせずにいつまでも雑談をしてしまう
もし、この3つの雑談に思い当たる節があれば、おやめになられた方がいいと思います。
会社や職場の人の悪口を言うと、あなた様自身を含め周りの人たちを巻き込んでモチベーションを下げてしまいます。
直接上司の前で話さなくても、悪口は噂となってやがて上司は気づきますし、あなた様がネタ元だということも分かってしまうでしょう。
同様に悪い雑談として自分ばかりが好き勝手におしゃべりをしても、聞いている側はうんざりします。
そして、いつまでも雑談を続けていては仕事の生産性に悪影響ですし、仕事に対する姿勢を疑われてしまいます。
まとめ 雑談は有益だがストレスになるのなら無理にする必要なし
今回は、職場でのご自身のキャリアの考え方や、職務により、雑談力を磨く優先度には違いがある、ということをご説明させていただきました。
ですが必要、必要でないに限らず、「良い雑談」は人間関係を良好にする効果があります。
職場において必ずしも雑談力を上げることはそんなに重要ではないな、と思う方においても雑談力を磨くことで、今よりも働きやすい職場環境を作ることにつながります。
ニュースでも自分の経験でもいいです。今日1日で気になったことや経験したことを、明日同僚に話してみてください。
思わぬ反応で話しが盛り上がるかもしれません。。
雑談をしていくと、雑談相手の方の人柄や趣味、好きなことなど、あなた様の知らなかった相手の方のパーソナルな情報も入手できるようになります。
今後のその方との関係構築において重要な情報です。
更に関係性が深化すると、相手の考え方などを予測しながら話しをすることができるようになり、仕事を一緒に進めていく上でも大きなメリットがでてきます。
ですが雑談をすること、必須ではないコミュニケーションを取ることが「めんどくさい!」「ストレスだ!」ということであれば無理に行う必要はありません。
コミュニケーションで悩むなら
冒頭でも触れましたがコミュニケーション能力は、教育工学に基づき人間心理を理解することによって改善できます。
コミュトレは人間心理と教育工学に基づく実践形式のビジネススクール。
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職場の方々も「おひとりで集中してお仕事を取り組みたい人」、と分かっていますので無理に雑談に引き込もうとすることも自然となくなっていくでしょう。
今のまま、ご自身のお仕事に集中されていればでそれはそれで有益なことだと考えます。
そもそも雑談やコミュニケーションが目的でお仕事をしているわけではありませんから。
皆様の明日からのお仕事に少しでもお役に立てれば幸いです。