若い頃のブラックやな(笑)
ブラックだけに黒歴史です(汗)
最近は、自己PRやセルフブランディングが重要視されていることがあり、アピール上手な人が増えてきました。
仕事をする上では主張しない人より、主張する人のほうが評価されやすいです。
皆さんは、仕事を一緒にする上で、仕事ができるアピールが多い人に不快感をかんじたり、アピールしたことを信用していたのに期待を裏切られた経験はありませんか?
私自身も褒められて伸びるタイプですので、性格上少しでも評価されようと思い、若い頃は仕事ができるアピールをしがちでした。
けれども、管理職になり部下を持つようになってからは、仕事ができるアピールがあまり有効でないことと、仕事ができるアピールをしてくる部下には要注意であることに気がつきました。
今回は、私の過去の経験から、仕事ができるアピールがなぜ有効でないかと、上手にアピールをする方法についてご説明します。
仕事ができるアピールをしないほうが良い理由
まずはじめに、仕事ができるアピールをしないほうが良い理由をいくつかご紹介します。
共通して言えることは「むやみなアピールは評価をあげることにつながらない」ということです。
本当に仕事ができる人はアピールしない
「能ある鷹は爪を隠す」と言うことわざがあるように本当に仕事ができる人は、むやみにその能力を見せつけることはしません。
仕事においてもここぞというときに力を発揮できる人こそ本当に優秀な人です。
私が仕事を一緒に仕事をして、「仕事ができる」と感じた人は下記のような人でした
- 常に余力を残した状態で仕事ができるので、リスクマネジメントをしながら仕事できる
- 自慢をすることが時間の無駄であることを理解している
- 本当に実力があるためアピールしなくても評価されている
- 協調性をもつことによりチームに良い効果をもたらすことを知っている
うん。。。
「仕事ができる人は人格者でもあること」がわかりますね。
若き日のブラックとは正反対やな(笑)
本当に仕事ができる人と働いて、「初めて仕事ができるとは何か」に気がつきました。
仕事ができるアピールをする部下に仕事を任せる際には、そういった点の指導も含めて仕事を任せてあげる良い管理職であるといえますね。
仕事ができるアピールをすると期待値が上がり逆効果になる
仕事ができるアピールをすることは、無駄に期待値をあげてしまいます。
失敗してしまったときに、いつも以上に評価を下げてしまうことになりやすいです。
また、達成したとしても「できてあたりまえ」となってしまい、評価をされにくいといったデメリットも生じます。
期待値をあげて自分を追い込むといったやり方もありますが、それは高い目標を掲げることでも可能です。
自分を追い込むために仕事ができるアピールをする必要はないでしょう。
仕事ができるアピールは悪い印象をもたれやすい
仕事ができるアピールに対しては、残念ながら不快感を感じる人が多いようです。
以下は、忙しいアピールをする人に対しての印象です。
ネットの書き込みを見る限り、仕事ができるアピールをする人に仕事ができる印象を持っているといった人はいませんでした。
- デスク周りを整理しないで書類山積みで、忙しいアピールをしている
- 自分がいないと、部署がまわらないと言いふらしている
- エンターキーを打つ音がムダに大きい
- 相談にのるけど見当違いの答えしか返せない
- 何をしたらいいのか分からず仕事中は何もせずに座っている
- 他人に厳しいだけで能力はない
少しでも思い当たるフシがある人は、気をつけましょう。
残念ながら、私の若い頃は不快感をばらまいていたようです。。。
異性に嫌われやすい
女性で合コンで嫌いな男性のタイプの一つとして、「仕事ができるアピールをする男」があげられていました。
私の友人に理由を訪ねたところ
- 女性にモテたいだけと感じる
- 仕事ができるアピールは品がない
- おだてるのに疲れてる
- 上から目先の人が多い
- 本当に仕事ができるとは思えない
- 会話が弾まない
はい、とっても辛辣な意見を頂きました(泣)
前と同じように話の中でも肯定的な意見は一つも出てきませんでした。
仕事だけでなくプライベートでも気をつけていですね。
仕事ができるアピールは敵を作りやすい
前述のように、良い印象を持たれないといううことは敵を作りやすいということでもあります。
仕事をするうえで、敵を作るということはデメリット以外何も生まれません。
- やりたいことができなくなる
- 邪魔が入りやすい
- 正当な評価がされにくくなる
- 味方が出来にくくなる
- 仲間が離れていく
こういったことが絶対起こるわけではないですが、デメリットが生じる可能性は上がります。
私の経験上、仕事上手は調整上手で段取り上手です。うまく周りを巻き込んで仕事をスムーズにすすめることができる人こそ「本当に仕事ができる人」といえます。
そのため、むやみに敵を作る行為をする人は決して仕事ができるとは言えないでしょう。
それでも仕事ができるアピールをしたい場合は
それでも、アピールすることが我慢できない場合もありますよね。
せっかく自分の能力があるのに、アピールしないともったいないと考える人も多いでしょう。
正直、私自身もそうでしたのでその気持ちは痛いほど共感できます。
イタいやつだったね(笑)
私自身がイタいやつだったことさておき。(汗)
アピールするのであれば、自分自身にプラスになるようにうまくアピールしましょう。
そのほうが、双方にとってもメリットも大きいです。
私が、一緒に仕事をしていてうまくアピールしているなと感じた人の事例をご紹介します
まず結果を出す
アピールする場合は、まず結果を出して仕事ができるアピールをするのが一番です。
しっかり、成果を出して実績がある状態であれば、仕事ができるアピールをしたとしても批判する人も少ないでしょう。
サッカー選手の本田圭佑選手みたいに自他共に認めるような職場のエースになれると非常にかっこいいですね。
逆に実績のないうちは、仕事ができるアピールは控えたいものです。
アピールする前に謙虚な姿勢を忘れない
アピールをするのであれば、普段は逆に謙虚であるほうが効果的です。
普段謙虚な人がアピールをすると、非常に印象に残りやすいですし信頼性も高まります。
アピールするときには、他の人助けがあった場合はそれも含めてアピールしたいですね。
手早く、謙虚な姿勢ををアピールするにはメモを取ることが効果的です。
上司や他の人話を聞く際にはメモを取ることを心がけましょう。
メモをとるだけでも非常に効果はありますが(経験談)せっかくとったメモがあるのであれば定期的に確認する癖をつけて、仕事に活かせるといいですね。
アピールしたければ、職場の味方を増やす
周りに好かれ味方が多い人であれば、仕事ができるアピールをしても敵は作りにくいものです。
私の経験上、天性の人たらしであるような職場で愛されるキャラクターの人は、アピールに対する実力が伴ってなくても多少は大目に見てもらえます。
そんな人は才能をもった人は一握りなので(笑)味方を増やしたければ他の人への気遣いを普段から心がけましょう。
- 相手の気持ちを尊重する
- 困っている人をほっとかない
- 皆が嫌がる仕事をすすんでする
- ポジテイブな発言を心がける
こういったことができる人は、自然と味方が増えやすいと感じます。
味方が増えてくると、自分自身がアピールしなくても勝手に周りの人が、自分をPRしてくれます。
それは、自分で仕事ができるアピールをするより遥かに効果的です。
仲間を増やしてうまく、職場を立ち回りましょう。
仕事ができるアピールするタイミングを見計らう
アピールをする際には、効果的なタイミングがあります。
アピールするのであればここぞというときにアピールし、しっかり評価してもらいましょう。
- チームの意見をとりまとめて報告するとき
- 上司との評価面談のとき
- 仕事において頼られたとき
- 大きな成果を出したとき
- 窮地を救ったとき
アピールする際に自分の貢献度や行動を具体的に伝えれるように、仕事内容は普段からしっかり整理しておきましょう。
的確にタイミングよくアピールされると評価する側も、評価しやすいです。
タイミングは大事やな
仕事ができるアピールがうざい場合の対処法
自分自身は、そんなにアピールしてなくても、周囲の仕事ができるアピールが不快に感じる場合もありますよね。
併せて仕事ができるアピールをしてくる人の対処法もご紹介します。
うまくおだてて、本当に仕事に貢献してもらう
これが、一番ベストな方法です。
本当に仕事ができる人になってもらえば、互いにハッピーです。(笑)
猿もおだてりゃ木に登る。
私自身もうまくおだてられて、組織に貢献できたことも多いです。
手前ミソで恐縮ですが、期待に応えてかなりの成果を出す事ができました。
当時を振り返るとうまくおだてられて、多少の無理もしていたと思います。
仕事ができるアピールをする人は、承認欲求が強い人が多いです。
その特性をうまく活かすと、非常に大きな力になるかもしれませんよ。
仕事ができるアピールは聞き流す
気になるのであれば、いちいち反応しているとストレスが溜まります。
基本的には、「またアピールしているな」と聞き流しましょう。
アピールしている側の心理としては、特に業務に集中させれていたのであれば気になりません。※経験談です(笑)
あからさまには無視できない。聞き流せないという人は?
「流石ですね!」の一言で、スパッと業務に移る。
これが一番効率的で相手の気も悪くさせません。
その後の会話は、「すいません、業務中ですので。。。」で切り上げます。
相手に対して、一言好意的な言葉を放っているので相手にも不快感を与えないでしょう、
我慢できないのであれば、心の中で(その鈍感さは)を付け加えて「流石ですね!」といえば少し気も紛れるのではないでしょうか。(笑)
否定的な意見を言うのはやめよう
仕事ができるアピールをするのは色々と理由があります。
- 自信がない裏返し
- アピールをしていないと不安
- 寂しがり屋なのでかまってほしい
基本的に悪気があって、仕事ができるアピールをしている人はいません。
否定的な意見を言うのは上司以外の立場でなければ、やめておいたほうがいいでしょう。
人間関係が悪くなったり、逆恨みされたりするとそれ以上に状況が悪化します。
一番いいのは、本当に仕事ができるところを見せつけて本人に気づかせることです。
また、アピールされた時に本当に仕事ができる人のことを持ち上げるのも効果的です。
同じ組織で働く以上、対立して生産性を下げることはやめたいですね。
まとめ、周りが持ち上げてくれる人を目指そう
今回は、仕事ができるアピールについて、私の過去の経験を含めてご説明させていただきました。
結論として、むやみなアピールは逆効果であり、うまく仕事ができることをアピールをするためには、まず人間的に成長することが求められます。
私自身も、人格者の指導をうけて管理職になり、評価する立場になったことで初めてそのことに気がつかされました。可能であれば若い頃の自分にアドバイスをしてあげたいぐらいです。(笑)
仕事ができることをうまくアピールをしたい方は、実力を付けて味方を作ることのほうが近道です。
また、むやみに仕事ができるアピールする部下には、そのことに気付かせてあげることを意識して指導をしてあげると良い人材に育つかもしれません。
何が一番効果的な行動かを理解することにより、うまく自分自身の価値を高めていきましょう。
今回は以上です。この記事の内容が、少しでも皆さんに役立つ情報となれば幸いです。