職場で余計なことを言ってしまった。。。
後悔してもしょうがないのでしっかりリカバリーしましょう!
職場の雑談や仕事中に、「余計な事を言ってしまったな」と感じた事はありませんか?
誰でも一度はある経験だと思います。
職場では家族や友人よりコミュニケーションをとる機会が限られるので、一度機嫌を損ねてしまうと後に引きずりやすいです。
つい謝るのを後回しにして仕事に戻ると、あとから思わぬ仲たがいに発展したりと仕事に大きく影響します。
では職場で余計な事を言ってしまったあとは、どうしたらいいのでしょうか。
職場で余計なことを言ってしまったら?
今回は以下の3点についてご説明します
- 余計な事を言ってしまったときの解決方法は?
- 余計な事を言わないために心がけたいこと
- どうしても余計な事を言ってしまうときに気を楽にする考え方
この3つを押さえておけば、職場でのコミュニケーションに悩まされず、仕事に集中しやすくなります。
私も余計な一言をなくすために様々な本を読んで勉強し、実際のコミュニケーションに反映していきました。
その結果、「これは余計な事だから言わないでおこう」と判断することで、ムダなすれ違いを起こさず、円滑なコミュニケーションがとれるようになりました。
また、自分が相手から嫌な言葉をかけられたときも、「さっきの言葉は、つい余計な事を言ってしまっただけだろうな」と冷静に分析できます。
言われた言葉にムダに落ち込まず、相手が伝えたい事を素直に受け入れられるようになりました。
落ち込む時間や人間関係に悩む時間を減らせば、仕事やプライベートの時間に充てられ、人生は充実します。
私の勉強の成果が、すこしでも記事を読んでくださった方のお役に立てると幸いです。
さっそく、余計な事を言ってしまったときの解決方法から紹介します。
メールやLINEで謝る
余計な事を言ってしまったのを素直に謝りたいときは、メールやLINEなど文章がオススメです。
対面での会話は、口にした次の瞬間には相手の耳に届いてしまい、考える時間を与えません。
スピード感に飲まれ、その場の勢いでつい余計な事を言ってしまいがちです。
いっぽう文章として書いた言葉は、送る側も読む側も一呼吸おいてから発言できます。
対面での会話に比べて、ひとつひとつのやりとりに時間がかかるのです。
たとえばメールやLINEを送ると、相手はまず文章を読む時間があります。
どんなに短い文章でも、読んで感想を得るのに1秒はかかりますね。
さらにそこから、返事の文章を打ち込み、絵文字やスタンプを探す時間があります。
慎重な人なら誤字脱字がないか確認もしたいでしょう。
送る前に、もう一度相手の言葉を読み直したいかもしれません。
時間がかかる分、きちんと考えてからの発言がしやすくなります。
謝りたいのに勢いでつい余計な事を言ってしまう、なんて事故も防ぎやすいでしょう。
謝りたいときだけではなく、普段からメールでやり取りするのもオススメです。
私は、対面で話すとすぐケンカ腰になって言い合いになってしまう同僚とは、まずメールで行うようにしました。
メールだと、声色や表情などの余分な情報が入らず、言いたい内容だけが文字に表れるので、冷静な議論を展開することができます。
ちいさなお菓子を机に置く
かける言葉が思いつかない時は、言葉以外の方法で気持ちを伝えるのもオススメです。
相手が同僚や後輩であれば、デスクやロッカーに、個包装の小さなお菓子を置いてみてください。
あまりお返しに気を遣わなくていい大きさ、値段のものにしましょう。
自分用に常備しているお菓子や、一口で食べられるコンビニお菓子などが手軽でいいと思います。
ふせんを貼ってメッセージを書いたり、「一個あげるよ」と一言あったりするといいですね。
誰からの差し入れかわからないと、「食べていいのかな?」と不安に思われます。
私は普段から個包装のキャンディやチョコレートをカバンに入れています。
仕事中に後輩に余計な事を言ってしまったら、終業後や翌日など少し間を空けて「さっきはごめんね」と声をかけています。
お菓子を渡すと、たいていは、「ありがとうございます」と返事をしてくれますよ。
気にしていないかどうかは本人次第ですが、少なくともこちらに悪気がなかった事は伝わると思います。
お菓子はいろいろな場面で使えて万能アイテムです。
自分のせいで落ち込んでいるわけではなくても、なにげなく配ることで励ますきっかけになるのは同じなので。
つい余計な事が口に出てしまう人は、直接謝ってもまた余計な事を言ってしまうだけかもしれません。
言葉にしなくても、「相手の事を考えているよ」と感じられる行動を見せましょう。
「悪かったと思っている」と気持ちだけを、行動は伝えてくれます。
あまり後悔しない
取引先や違う部署の人など、会う機会が少ない人に余計な事を言ってしまうと、なかなか謝る機会もありません。
次に会う機会が遠い相手はいっそ、言ってしまったのをあまり後悔しないのも有効です。
自分では余計な事を言ってしまったと思っていても、相手はそんなに気にしていない場合もあります。
相手にとっては終わっていた話を何度も蒸し返されるようで、面倒な思いをさせてしまうかもしれません。
私と仲の良い同期に、失敗をいつまでも引きずってしまう子がいます。
その子は少しでも失言をしたと思うと、こちらが「別にいいよ」と言っても何度も謝りに来るのです。
数日経っても同じ事を言っていると、「そんな事もういいから、何度も言いに来ないでほしい」と思う事もありますね。
時にはあまり気にしないのも、相手を思いやる事につながる場合があります。
それでも気になる場合は、謝るべきかどうか他の人に相談してみると、すっきりするかもしれません。
職場で余計な事を言ってしまう人でも気が楽になる心の持ち方
ここまで、余計な事を言ってしまったあとの対処法を紹介してきました。
しかし「その場しのぎだ」「また余計な事を言ってしまいそう…」と不安な方もいると思います。
次に 余計なことを言ってしまう人でも気が楽になる心の持ち方をご紹介します。
相手の感じ方、相手への伝わり方を考える
相手の話に間を空けずに返事をすると、ついネガティブな本音が出てきがちです。
まずは深呼吸をして、言いたい事を言うと相手がどう感じるか、考えてみましょう。
後輩の質問やどうでもいい報告に「さっきも言ったのに」「わざわざ言いに来なくていいのに」「そういうの嫌いなんだけどな」などと思う事は誰でもあります。
ただ、ネガティブな感情をそのまま伝えても、相手はいい思いをしません。
後輩に頼みごとをしたとき「自信ありません」「無理です」「嫌いです」と言われると、あまり印象はよくないと思います。
伝えてもいい思いをしないのなら、最初から伝えないほうがいい場合もあります。
言いたいように言うのではなく、言葉から相手がどう感じるか、考えてから話すといいでしょう。
振り返る時も、「あの子はこういう言い方嫌いだったんだろうな」と相手の視点に立って考えてみてルト効果的です。
誤解してほしくないのですが、ネガティブな感情は持ったままでいいです。
誰でも、思う事や考える事は止めたくても止められません。
部屋が寒かったらまず「寒い」と思いますよね。
むりやり「暑い!こんなの薄着でも平気だ!」と思い込もうとすると、気疲れてしまいます。
コミュニケーションとは、相手に伝わった事がすべて
私には以前、子どもによくなつかれる先輩がいました。
なのでその日もよく考えず「お母さんみたいに思ってるんじゃないですか」と返事してしまったんです。
すると先輩は微妙な顔をして「そんなに年いってないし」と機嫌を損ねてしまいました。
いま思うと、30代後半の先輩にはすこし失礼な返事だったのかもしれません。
また後輩にも「言わなきゃよかったなあ」と思うときがありますよね。
私の友人が後輩に、取引先に送る書類を渡して「封筒に入れて宛名を書いて出しておいて」と頼んだところ、封筒の宛名の書き方が間違っていました。
友人が指摘すると、後輩は「宛名の書き方にルールがあるなんて知りませんでした」と言ったそうです。
友人は思わず「義務教育でしょそんなの。調べればわかる事じゃん!」とキツく言ってしまったのでした。
調べたり疑問に思わなかった後輩にも落ち度はあります。
いっぽうで横から聞く身としては、「わざわざキツく言うような間違いでもないんじゃない?」とも思いました。
相手にとっては、こちらがどう思っているかなど、本当はまったく関係ありません。
「余計な事を言ってしまった」と感じるのは、「余計な事を相手に伝えてしまった」と思っているから。
自分の感情が相手にとっては余計なものであっても、伝わりさえしなければ持っててい位と思います。
あまり自分を責めすぎないのが一番大事です。
職場で余計な事を言ってしまっても気が楽になる心の持ち方
ここまで余計なことをいわない心構えをご説明しました。
しかし、失敗して余計なことを言ってしまうことはあるでしょう。
ここからは、余計な事を言ってしまっても気が楽になる心の持ち方をご紹介します。
余計な事を言ってしまった自分を否定しない
思った事がすぐ口に出てしまう。
人が話している途中でつい口をはさみたくなってしまう。
余計な事を言ってしまったと感じる人には、多い悩みではないでしょうか?
その場合は「自分はそういう性格なんだ」と割り切ってしまいましょう。
性格やクセは、直そうと思ってすぐに直せるものではありません。
直そうと意識すればするほど、自分が疲れてしまいます。
なかなか性格やクセが直らないと、「自分はダメだ」と悔しくなったり、落ち込んだりしますよね。
イライラや落ち込みが続くとストレスがたまり、つい余計な事を言ってしまうかもしれません。
性格やクセはわざわざ直すものではありません。
すべてが人それぞれの個性です。一人一人異なるDNAと同じです。
そしてどんな言葉を言いたくなったとしても、悪気さえ持たなければいいんです。
言葉は気持ちそのものではなく、あくまでも気持ちを伝えるための手段でしかありませんから。
「わざと傷つく事を言ってやろう」とは、きっとあなたも思ってないですよね。
「つい余計な事を言ってしまったな」と反省する気持ちがある。
それで充分じゃないですか。(笑)
あとは気持ちが相手に伝わるよう、行動するだけです。
自分が「つい余計な事を言ってしまう」と伝える
普段から「つい余計な事を言てしまう」「傷つけるつもりはないから」とアピールしておくのも有効です。
次に言ってしまったときに「また言っちゃったね、ごめん。傷つけるつもりはなかったんだ。気にしないで」と謝りやすくなります。
私の上司に、雑談でも怒鳴るように大声でしゃべる人がいました。
「ちょっとー!」と遠くから呼び止められただけで身がちぢこまってしまいます。
上司の前に立つだけで緊張するようになってしまい、いつ怒鳴るかハラハラしながら仕事をしていました。
ある日怒鳴られたあとに、怒鳴るような声が苦手なんですと勇気を出して上司に伝えました。
すると「声が大きいのは昔からだから直せないんだよね、ごめん。あなたを傷つけるつもりはないからね」とはっきり言ってもらえたんです。
それからは、ほんの少しだけ上司の声のボリュームが小さくなりました。
まだ怒鳴っていると怖いとは感じます。
ですが「気にしてくれてるけど、直せないんだな」とも思えるので、以前ほど緊張しなくなりました。
人の話を自分の話でさえぎりやすい人も「おしゃべりがとまらないんだよね」と、性格を周囲に知ってもらうのがオススメです。
ついしゃべりすぎても「ああ、またおしゃべりがとまらないんだな」と周りに納得してもらえます。
まとめ 職場で余計なことを言ってしまったら
今回は職場で余計なことを言ってしまたときの対処法をご紹介しました。
最後に、ここまでの話をまとめます。
- 余計な事を言ってしまったときは、対面以外のコミュニケーションで解決する
- 余計な事を言わないためには、相手の立場を考えて、何を伝えるべきか選んで発言する
- 余計な事を言ってしまう自分を否定せず、周りに知ってもらうと楽になれる
余計な事を言ってしまうのは誰にでもある失敗です。
大事なのは、そこからいかに改善していくかではないでしょうか。
この記事を読んで、今後のコミュニケーションのお役に立てていただければ幸いです
それでも理解されない場合や、自分の限界を越えてストレスを感じる場合は転職するのも選択肢のひとつです。
もしかしたら、もっと良い職場と巡り会えるかもしれません。
今回は以上です。この記事の内容が皆様にとって少しでも皆様の有益な情報となれば幸いです。