仕事中に「話が合わない人ばかりだな」と感じた事はありませんか?
今回は、私が自分と合わない人とうまく付き合っていくための考え方をいくつか紹介します!
私(まっちゃ)は以前、大手だからという理由で入社した職場では、なかなか会社の雰囲気になじめませんでした。
私にとってその会社は、給料はいいけど業務内容に少しも興味がわかないものでした。
「こんな仕事に意味あるのかな」と、仕事をしていてもやりがいがなく、とてもつまらなく感じていました。
一方、まわりの先輩たちを見ていると、「もっとこうしたいよね」「完成したらすごいね」と、業務内容を趣味のように、心から楽しんでいる人たちばかり。
休憩中の雑談でも、仕事に関係する話ばかりしていて、ついていけませんでした。
今回は、自分と合わない人とうまく付き合っていくための考え方をいくつか紹介します。
Contents
会社の職場は気が合わない人ばかり
気が合わない人と「仕事のやり方が合わないな」と感じることもありませんか?
友人が新人の頃は、「電話は何をおいても3コール以内に受話器を上げなければ失礼」と教育され、友人は愚直に守っていました。
しかし入社して数年経ち、後輩が入ってきてみると、「電話は苦手で…」「誰か取ってよ」と何コール鳴っても無視する後輩ばかり。
友人は「誰も電話を取らないと、クレームを受けるのは私なのに!」とカリカリしており、電話応対はもう後輩の仕事なのに、つい電話を取ってしまうのだそうです。
「3コール以内に電話を取る」というルールを周知しようとしても、他の社員は「あなたの仕事じゃないから」「そこまでする必要ある?」と取り合わず。
「じゃあみんなは、クレームが来てもいいって思ってるのかな?私が取るから?」と友人は苦しんでいました。
では、職場で「自分と合わない人ばかりだ」と感じたときには、どうしたらいいのでしょうか。
職場にはいろいろな人がいますから、避けたり、相手を改心させようとしても、キリがありません。
何か行動するのであれば、自分の考え方を変えたほうがよっぽど手っ取り早いです。
気が合わない人との付き合い方
私も、この考え方を持つようになってから、自分と合わないような人と出会っても、悩まず心穏やかに過ごせるようになりました。
悩み事や心配事は少ないほうが、仕事のパフォーマンスも上がりますよ。
仕事のやり方が合わない人とは、持ち物からプライベートの話題を見つける
仕事のやり方が合わない人には、仕事のやり方を合わせてもらうことは難しいです。
まして、自分が他人に仕事のやり方を合わせるのも、自分にとってストレスになってしまいます。
それなら、仕事以外の方面から価値観をすり合わせていきましょう。
電話の取り方の違いに悩んでいた友人は、後輩のカバンに自分が好きなキャラクターのキーホルダーを見つけました。
「そのキャラクター好きなの?」と話しかけたことをきっかけに、友人は後輩とラーメンを食べに行く仲になったんです。
ラーメンを食べながら話をするうちに、友人は後輩が電話を取れない理由や、仕事への意気込みを詳しく聞くことができました。
後輩は電話を取らないことに変わりはありませんが、友人は「理由があったならしょうがないな」と思えるようになったそうです。
仕事のやり方は合わなくても、プライベートでは気が合うかもしれません。
プライベートで仲良くなれるなら、自然と仕事の価値観のすり合わせもうまくいくと思いますよ。
相手にやりたいように仕事をさせて、自分もやりたいように仕事をする
気が合わない人と仕事のやり方が合わないからといって、相手にしみついた習慣やクセはどうにもなりません。
相手は相手のやりたいように仕事をしています。
なら、自分も同じように、やりたいように仕事をする方法を考えましょう。
以前、体育会系の上司の前でメモを取っていたら、「書くな、ちゃんと見ていろ」「どうせ書いても後で見ないんだから」と言われました。
私は今までの経験上、自分が最も早く仕事を覚える方法はわかっていました。
一度細かいことまでメモに書いて、一日が終わったらメモを見てノートにまとめ直すことです。
まったく書かずに目でやり方を見ていてもちっとも理解が進まず、何度も同じことを聞いてしまいます。
一度ノートにまとめてしまえば、翌日にはノートをちらっと見るだけで書いた内容が思い出せるので、困りませんでした。
一方、体育会系の上司は字を書くのが苦手らしく、ノートに書いたりPCに打ち込むことはありえないと考えていました。
「体に覚えさせれば充分だ」とよく言ってました。
私とは全く正反対のタイプで、「私にはメモが必要なんです」と言ったところでわかってもらえないことは明白でした。
そこで、上司の前では必要最低限のメモに抑え、見えないところで自分が取りたいようにメモを取ることにしました。
おかげで、上司との正面衝突を避けながら、自分が最も効率のいい方法で仕事を覚えることができました。
仕事を覚えてさえいれば、上司も何も言いません。
まさか見えないところでメモを継続しているとは思ってもないと思います。
相手に気づかれさえしなければ、相手にとってはこの世に存在しないも同じです。
お互い目に見えて遠慮や気遣いをするよりは、そもそも目につかないほうが気が楽になりますよ。
異業種・異職種への転職を検討する
職場の仲間とプライベートも気が合わない、仕事のやり方もぶつかってばかり。
自分のイライラをどう解決していいかわからない。
そんな方は思い切って異業種・異職種への転職を検討するのも選択肢の一つです。
指針は、自分と趣味が似た人が就きやすい業種・職種をオススメします。
本好きなら本屋、食べるのが好きならレストラン、しゃべるのが好きなら販売といった具合です。
最初から、自分と価値観が似ている職業を選べば、人間関係のわずらわしさは自然を減っていきますよ。
私は介護業界にいましたが、長生きや健康に興味はありません。
油断するとつい、「一日くらい食べなくても、すぐに体調悪くなったりしないのにね」と思ってしまいます。
「命を預かる仕事って自覚はないのか!」と叱られてもプライドもなく、今日の仕事が命に直結するという緊張感に欠けていました。
自己分析を進めるうちに、私は介護の仕事そのものは楽しくありませんでしたが、書類を作ったりお客様への手紙を書くことにはこだわりを持っていることに気づいたんです。
私は「人と関わるより、一日中文章を書いていたほうが好きなんだ」とわかり、出版業界への転職を決意しました。
すぐに退職意向を職場に伝えると、「やりたいことがあるなら応援するよ」と快く送り出してもらいました。
出版業界は未経験の職種だったので、副業OKの仕事に転職し、クラウドソーシングで副業ライターの経験を積むするところから始めています。
まずは編集プロダクションで編集アシスタントとして働くのを次の目標にして、就活や関連する資格の勉強も続けています。
仕事を変えると決意してからはあまりに楽しくて、プライベートで一日勉強する日もありますが、まったく苦ではありません。
自分と似た立場の人のTwitterなどを見つけると、嬉しくなる日々が続いています。
転職は環境や給与が一気に変わってしまうので、なかなか思い切ることが難しい人も多いと思います。
それでも、「今のままでは先がまったく見えない」「人生こんな人たちに囲まれて終わるのはツラい」と思うくらいなら、転職をオススメします。
ここまで、自分と合わない人とうまく付き合っていくための考え方をいくつか紹介してきました。
一方で、「すぐに転職は無理」「上司に隠れて仕事ができる環境じゃない」と、実践できない環境にある方も多いと思います。
ここからは、具体的な解決方法ではなく、自分の気が楽になるための考え方のヒントをお話していきます。
自分の気分さえ落ち着けばいい、と考える
職場で「気が合わない人ばかりでツラい」という悩みは、合わない人そのものを何とかしないといけないと思い込みがちです。
職場や他人は簡単に変えられないので、ついツラい思いをしてしまいますね。
ですが、よく考えてみてください。
「合わない人ばかりでツラい」と感じているのは、あなた一人だけではないですか?
それなら、あなた一人だけの気分を落ち着かせればいいんです。
あとは何が起こっても、少なくとも自分は心穏やかでいることができます。
電話を取らないでクレームばかりの会社も「そういう経営方針の会社なんだなあ」と割り切りましょう。
自分でクレームの電話をとってしまっても「会社のせいなので仕方ない」と心の中で責任転嫁できます。
どうしてもイライラしてしまう時は、自分のストレスを発散させましょう。
やけ食い、カラオケ、ハーブティーを飲む、なんでも構いません。
自分の好きなことをしましょう。
自分の気持ちさえ落ち着けば、会社は何の変化もせずに穏やかな明日を迎えます。
私はこの考え方で、興味もやりがいもない職場で数年働くことができました。
会社でどんなに人づきあいがしにくくても、家に帰って趣味に没頭してしまえばすっきりできたので、長く働くことができたのだと思います。
自分と完璧に気が合う人間を探すのをやめる
「職場で気が合わない人ばかり」という悩みは、結婚で例えてみれば「理想の結婚相手に出会えない」ようなもの。
一方で「実際に結婚した人は、理想のタイプとまったく違った」、というエピソードもよく聞きます。
「理想の職場環境」「理想の同僚、上司」もまた、完璧に一致しません。
仲が良い友人ですら、ひとつは許せないところがあるものだと思います。
私の友人に、理想が高すぎて周りと温度差があることを悩む子がいます。
彼女はすごく能力の高い子なのですが、周りにも自分と同じ質の仕事を求めます。
「会社に使える人がいない。何回言ってもできない子ばかり。なんでこんな当たり前のことができないの」といつもイライラしていました。
あんまりにイライラしててツラそうなので、「当たり前って言うけど、私から見るとすごいハードル高いよ、それ。なかなかできないよ」とアドバイスしてみました。
友人は「そうかなあ」と半信半疑でしたが、やがて「それなら、もう何も言わないことにするよ」とあきらめがついたようでした。
それから、友人のイライラは少し落ち着きました。
私としては、友人の会社そのものがどうであろうと、友人のイライラが収まればそれでいいと思いました。
ちなみに転職するときにも、「100%理想の職場はないんだ」と覚えておくと、探しやすくなると思いますよ。
まとめ、気の合わない人に悩んだら
以上。今回は自分と合わない人とうまく付き合っていくための考え方をいくつか紹介しました。
最後に、ここまでの話をまとめてみます。
- 仕事のやり方が合わない時は、プライベートの共通点を探して親近感を得る
- 「合わない人」の気持ちや行動を変えるのではなく、自分が対応や職場を変える
- 自分の気分さえ楽になれば、合わない人がいても気にならなくなる
一緒に働く人が増えるほど、合わない人は必ず一人は出てきます。
今回は以上です。この記事の対処法や考え方で、すこしでも気を楽にして仕事に励んでいただけたら嬉しいです。