新人で配属されて、毎日仕事で怒られてばかり
自分はできると思っていた
安心して下さい気に病む必要はありませんよ
20代で仕事で怒られてばかりだと、毎日仕事が憂鬱になりますよね。
私自身も会社で働いていて、上司に怒られたことなど星の数ほどあり、会社に行きたくない日もありました。
会社勤めをしていると「怒られる」というのは避けては通れない悩み。
絶対に上司に怒られないためには、極論を言えば自分が社長になるしかありません。(泣)
人間ですからミスをしますし、意図せず会社や上司に迷惑をかけてしまうことがあるため、会社勤めで全く怒られない人なんていないでしょう。
だから気に病む必要はありません。
でもできれば、怒られたくないものですよね。
実は、迷惑をかけたときに、怒られる回数を減らすことは可能です。
今回は私の経験から、仕事で怒られてばかりの新人が知っておくべきことを解説します。
「怒られやすい人の特徴」をうまく理解しすることにより、ストレスの少ない働き方を目指しましょう。
仕事で怒られてばかりの新人が知っておくべきこと
いつも怒られてばかりで悩んでいるあなたは、もしかしたら「怒られやすい特徴」を持っているのかもしれません。
上司という立場から見れば、怒られやすい人と怒られにくい人というのは確実にいます。
でも20代のときは、なかなかそれが理解できないもの。
まずは、怒られやすい人の特徴をご説明します。
怒られやすいのはどんな人?
では怒られやすい人とはどんな人でしょうか?
怒られそうなタイプを2つ挙げてみます。
- 成果を出せない人
- 上司に対して反抗的な人
この2つのタイプ、意外かもしれませんが実はそんなに怒られる人ではありません。
成果を出せない人
成果を出せない人にはもちろん指導しますし、時に強い言葉を使うこともあるでしょう。
ですがそれを繰り返すことによって、瞬間的に仕事の生産性が上がっても「継続的に生産性があがる」というケースはあまりありません。
ある程度管理者の経験を積むとそれに気づくので内心では「諦めて」しまいます。
そうなると怒る対象から外れます。「本気で指導しよう」という気持ちがなくなるからです。
冷たいようですが、1つ補足をしておくとその人に能力がないと考えるわけではありません。
今の仕事内容への適正がないだけだと考えます。
成果が出せない人でも、異動先の部署や別の役割で活躍をしている人も多くいます。
もしあなたが、成果を出せてなくて怒られているのであれば取るべき選択は二つ。
- 自分の適正がある仕事を探す
- 上司が諦めるまで耐える
この二点です。
上司が諦めた状態を耐えるメンタルの人は、少ないですよね。(笑)
となりますと、自分の適性がある仕事を探すのが現実的です。
今の部署での得意としていることに注力するもよし、自分が力を出せそうな部署に異動願いを出してもいいですね。
自分の適性が分からないなら下記のツールを使ってみて下さい。
たった3分で自分に向いている仕事が分かります。
たった3分で自分の適職がわかる方法⇒Re就活の適職診断がめちゃくちゃあたっていた件|使い方を徹底解説
適性を調べてみて、社内での活躍が難しそうなら20代なら転職も視野に入れるべき。
20代ならいくらでも修正は効きます。
すぐに転職をする必要はなし
もちろんすぐに転職する必要はありませんし、必ず異動しろと言ってるわけではありません。
大事なのは自分の適性を知っておくこと。
適性を知ることで自分が得意とすることを、上司にアピールするチャンスも生まれます。
逆に適正を知らないことはある意味リスクです。
自分が無能だと勘違いしてしまい、辛い時間を過ごすことがなくなるから。
ちなみに私は過去に、失敗しました
参考記事⇒向いてない・合わない仕事を続けた結果、見えてきた最良の選択
私のような失敗をしないためにも、自分の適性は知っておいてくださいね。
上司に対して反抗的な人
次に、上司に対して反抗的な人です。
反抗的な人自己主張の強いタイプが多いと思いますが、合わせて周りの人から認められたいという欲求も強い(自己顕示欲と言います)ので、仕事で成果を出すことにこだわるからです。
成果を出してくれる人には上司も多少の生意気は許します。
そういう人は、会議などで会社の決定事項や上司である私の意見に対して不満をよく言うんですね。
意見を言ってくれるのであればとても良いことなのですが、ただの不満は耳を傾けてもあまり意味がありません。
結局のところ、会議で決まったことをやりたくないから不満を言い、みんなの気持ちを自分が代弁しているんだという間違った正義感がそうさせます。
ただし上司はそれを見抜いた上で受け流します。
なぜなら、その人を怒るとその人のプライドを傷つけてしまいます。そしてそのことが仕事の生産性低下につながることを理解しているからですね。
じゃあどんな人が怒られるの?
仕事で怒られる人の特徴は?
上司に怒られる特徴のある人というのはどういう人でしょうか?
上司に怒られる人は「受け身の人」
私が考える怒られやすい人の特徴は「受け身の人」です。
自分で積極的に業務を行わない人は、見ていて気持ちのよいものではありません。
もちろん生産性も高くないでしょう。
周囲にネガティブな印象を与えますし、部署全体のやる気にかかわります。
場合によっては同僚を巻き込んで取り返しのつかない事態に発展してしまう危険性があります。
どんな人にも上司というものは怒ることはありますが、このパターンの方に関しては「怒り狂う」勢いで怒る人が出てくる可能性があります。
受け身の人は嘘をつきやすい
これは実際の体験談です。
ある時Aさんが同じチームに配属されました。Aさんは、ある程度の経験がある人間です。
Aさんは性格は温厚で人当たりもよく、どちらかと言えば人に好かれそうなタイプでした。
配属されてすぐに気づいたのですが、Aさんは私が何を聞いても「はい、分かっています。大丈夫です」と答えるのです。
チームに入ったばかりですので、当然覚えなければならないことが沢山あります。しばらくは、座学で仕事に必要な知識を詰め込むのも必要ですが結構な量で、覚えきれないのが普通です。
そのため、現場で私や先輩方について回り、座学で学んだことを実際に体験して理解していくのが一般的でした。
ですが入社当初よりAさんは何を聞いても「大丈夫です」と言います。業務に関する質問を一切してこないのです。
私は「おかしい」と思いました。
そこで私からいくつか業務に関する質問をしてみたのです。すると案の定、Aさんはほとんど答えることができませんでした。
大丈夫と言いながら必要な業務内容を理解していなかったのです。
そのことに気がついた上司がある日、Aさんに下記を伝えました
- 配属して間もないのだから分からないことがあって当然
- 分からないことをそのままにしておくことのほうが大問題
- わからないことがあるといつまでも独り立ちできない
- 1か月の間は業務に関わるどんな質問でもいいから聞くこと
- 1か月で最低限の業務に関する知識は身に着けるようにする
この時の上司は全く怒っておらず、丁寧にAさんに伝えました。
Aさんも「はい、そうします」で終了したのです。
Aさんが犯した過ち
ですが次の日、その次の日になってもAさんは、質問をしてきません。
上司はAさんを個室に呼び、会話しました。
「Aさん、この間話した約束覚えてる?私にどんどん質問してきてね、と言ったよね?」
するとAさんはこう言いました。
「はい、覚えています。質問を整理しようとノートにまとめたのですが、そのノートを家に忘れてしまって。。。」
そして次の日、上司がAさんにノートを持ってきたかどうか確認するとAさんはこう言いました。
「実は昨日も自宅でノートにまとめていて、今朝出勤の時にノートをかばんに入れたところまでは覚えているのですが見当たらないんです、無くしてしまったのかもしれません」
上司の我慢は、限界を越えたのでしょう。
「Aさん!!!〇〇○」
上司は大声でAさんを怒鳴りつけてしまいました。
普段の上司はそうそう感情を表に出して怒るほうではありません。
Aさんはもちろんのこと、オフィスにいたスタッフ全員がびっくりするぐらいの大声でした。
上司もこの時ばかりは、あからさまな嘘に我慢できなかったのです。
受け身の人の負のスパイラル
Aさんの例は極端ですが。
恐らくAさんも初めから嘘をつくつもりはなく、本当にノートにまとめてみようと1度は考えたのかもしれません。
でもノートにまとめることができずにどんどん追い込まれて、最終的に嘘をつかなければならない状況になったのでしょう。
Aさんのように嘘をついてしまう人達には共通した傾向があります。
それは「他者からのアドバイスや指摘を自分自身の否定と捉える傾向がある人」です。
今回のAさんの事例でいうと
- アドバイスや指示を自己否定(自分が人間的に否定されていると感じてしまうこと)と捉え、強い苦痛を感じてしまう
- そのため積極的に自分からコミュニケーションを図らずに業務も覚えない
- 指摘を受けた時には「大丈夫」と嘘をついてその場を逃れる
- 嘘がエスカレートして後戻りできないところまでいってしまう(思いきり怒られる)
Aさんは業務も満足に覚えず、嘘をついていたことを皆が気づいてしまったため、他の人からの信用も完全になくしてしまいました。
他の人からもからは「せっかく教えてあげてるのに、全く覚えてもらえず時間の無駄です」という言葉が多く聞かれるようになりました。
上司自身も、Aさんのことで多くの時間と労力を割くことになってしまいました。
その結果、部署全体の生産性にも悪影響を与えてしまいました。
怒られないためには
ここまで、受け身の人が怒られやすいということをご説明しました。
確かに自分は受け身かもしれない。
でも、自身が受け身だとわかったらどうすればいいの?
ズバリ自己肯定感を高めることです
自己肯定感とは、自分の存在を肯定的に受け止められる感覚のこと。
自己肯定感が高いとさまざまなことをポジティブにとらえられます。
そのため、出来ないことに対して卑屈になりにくくなります。
具体的には、先程の上司の言葉と重複しますが
- 分からないことがあって当然
- 知っているふりをしているほうが大問題
- 積極的に聞くことは迷惑ではない
と考えて行動すること。
積極的に謙虚な行動を意識することにより、味方を増やすことも効果的です。
実際に、私が行っていた味方を増やすための行動についてはこちらに記載していますので、よろしければご参考ください。
上司に問題がある場合も
ここまで怒られやすい人の特徴をご説明しましたが、ここまではあくまで一例。
全く思い当たる節がない人もいるでしょう。
実際は、上司に問題がある場合も多くあります。
そもそも優秀な上司はそんなに怒りませんからね。
あなたが一生懸命やっても、怒られてばかりの状況が変わらないのであれば、それこそ本格的に異動か転職を視野に入れて行動すべき。
やってはいけないのは我慢しすぎること
一番やってはいけないの、我慢をして無理を続けること。
私自身も、毎日のように怒られ続けて、体調不良を起こしたことがあります。
ラジエーターにあったのでやった
怒られてばかりの20代が取るべき行動まとめ
今回は怒られてばかりの20代が取るべき行動をご説明しました。
最後に今回の話をまとめます。
- 怒られるのは当たり前だから気に病まない
- 成果を出せないのは適性がないだけ
- 怒られる人の原因は受身な姿勢にあり
- 受け身な姿勢を治すには自己肯定感を高める
誰しもが怒りたいわけでなく、怒られている人も怒られたくて怒られているわけではありません。
少しでも相手を理解し、相手を理解することにより互いに気持ちよく働けるようになります。
こういったご時世、少しでもストレスの少ない職場を意識して働きたいですね。
それでも理解されない場合や、自分の限界を越えてストレスを感じる場合は転職するのも選択肢のひとつ。
もしかしたら、もっと良い職場と巡り会えるかもしれません。
\転職するなら下記の記事をチェック/
-
【タイプ別】おすすめ転職エージェント・転職サイト
世代別・属性別に分けておすすめの転職サービスをご紹介してます。 世代別 属性別 ※「第二新卒」は新卒で就職して4年未満の人向け。 ※「販売職から転職」は、販売・サービス・接客業から転職を考えてる人向け ...
続きを見る
今回は以上です。この記事の内容が皆様にとって少しでも皆様の有益な情報となれば幸いです。