【やめてよかった？】MRを辞めたい人が後悔しないための最適解

※本記事は元MRの転職経験者のインタビューを元に執筆しています

将来への不安、仕事のハードさ、全国転勤の問題、そして長い勤務時間からMRの仕事を辞めたいという悩みはよく聞きます。

ただMRの仕事はキツイ面もあるけど、その分恩恵も大きい仕事ですよね。

そのため、MRの仕事を辞めるかどうか悩んでいる人も多いでしょう。

結論から述べると「辞めたいか悩んでいる」なら転職活動を始めるべき。

なぜならMRの悩みは、仕事を変えることによって解決するものが圧倒的に多いから。

実際、筆者の周りでも「MRをやめてよかった」という声をよく聞きます。

また、転職するまでもなく、転職活動したことによって今の自分がどのような仕事につけるかわかり、今の仕事を続けるかどうかの悩みが解決するというのも主な理由です。

それだけの理由では、なかなか踏み切れない人も多いのが現実。

そんな悩みを解決するために、本記事ではMRを辞めた人の意見や転職例いくつかご紹介。

失敗例や経験談を交え、MRからの転職を成功させるポイントを徹底解説します。

「辞めるかどうか悩んでいる人」は本記事を参考に自分のキャリアプランのヒントとしてくださいね。

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今の自分の待遇や年収が適性かどうかもわかるので、将来的に後悔したくなければ、未来のあなたのために少しだけ時間を使ってあげてくださいね。

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MRを辞めたい理由

MRを辞めたい主な理由は以下の通り

• 仕事が合わない
• 仕事が激務
• 僻地勤務である
• 全国転勤がきつい
• 将来が不安

細かく解説します

仕事が合わない

単純に仕事が合わないから、MRを辞める人は一定数います。

昔に比べたらかなり規制が厳しくなって働きやすくなったのですが、商品そのものを販売したり、価格交渉を行ったりしませんので入社したらイメージと違ったと考える人もいますよね。

よくも悪くもMRの仕事は特殊で、その文化が合わないのはよくある話です。

• 健康なのに病院に行くのが憂鬱
• 流行り病によって薬が売れ、喜んでしまい罪悪感がある
• そもそも薬の市場に興味が持てない

などが主な理由ですね。

仕事が激務

MRは顧客を訪問するために多くの時間を外回りの時間に使います。

そのため、プライベートな時間が取りにくく、家族や趣味との時間が犠牲になることはよくある話。

長時間労働や休日出勤が常態化している場合は、特にその傾向が強いですよね。

僻地や地方の勤務である

配属先が地方だからやめた辞めたいという人も多いでしょう。

縁もゆかりもない土地で働くことが辛いことはもちろん、本社勤務や海外勤務を希望する人、さらに上のポジションを目指す人にとっては、東京を含む都市部への転勤は避けられません。

なぜなら、MRとしてKOLを担当しない限り、必要な人脈も築けませんからね。

その場所で成果を出してしまうと、上司も離したくない傾向にあるため、都市部への転勤が難しくなるという皮肉。

このようなジレンマからの退職相談もよく受けます。

全国転勤がきつい

全国転勤もMRを辞める原因とし多い理由の一つでしょう。

特に最近は、子育てやワークライフバランスの関係から、結婚を機会に考えが変わる人も多いです。

将来が不安

最近多いのは将来の不安によるものから、MRを辞めたいと考えているケースです

現在の日本の医薬品市場は、年間で約10兆円です。

しかし、人口が高齢化して医療費が増加する中で、政府は医療費の抑制を図るために、2年ごとに薬の価格を下げる政策を続けています。

2021年度からは、この薬価改定が毎年行われることになりました。

このような状況から、今後の医薬品市場の成長は難しく、むしろ市場規模が縮小する可能性があると一部では言われています。

実際、製薬企業はコスト削減の一環として、人件費の大部分を占める医薬品の営業スタッフ（MR）の数を削減しようとしています。

2023年も製薬業界はリストラは推進

リストラが特に多い製薬業界では、2023年、例年にないほど多くの早期退職者の募集がありました。

国内の製薬会社6社が早期退職を募集し、その数は合わせて2000人を超える見込みです。

外資系企業も含めると、退職者数はさらに増加します。

例えば、バイエル薬品やヤンセンファーマなどがリストラを実施してるんですね。

国内市場の停滞を背景に、多くの企業が営業部門の効率化を目指しています。

アステラス製薬は12月に営業部門を対象に500人程度の応募を想定して募集を開始。

中外製薬では、374人が応募し、そのうち150人がMR（医薬品販売代表者）でした。

MRの状況に関しては、MR認定センターが7月に発表した「MR白書」によると今年3月末のMR数は4万9682人で、前年比で2166人減少し、5万人を下回りました。

これは9年連続でMR数が減少していることを意味します。

今年のリストラ動向を考慮すると、来年の白書でもMR数の大幅な減少が予想されますよね。

MRを辞めてよかった？実際に転職した人の声

参考までに実際に転職した人の意見をご紹介します。

いい意見、悪い意見どちらも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

MRを辞めてよかった人の意見

私生活が充実して良かった

転勤なしの仕事についたので家を買えた

医師に偉そうにされるストレスが減った

やりがいがある仕事につけた

将来的な不安に怯えなくなった

車の運転から開放された

年収が大幅に上がった

多くの人の意見を聞きましたが、転職して後悔してる人は全体的に少なかった印象です。

外資系企業に転職して年収が上がったり、テレワークがある企業に転職してライフワークバランスが充実したりと理想の働き方ができているという意見が多かったです。

営業車の運転が苦手で、事故が多いから営業車の運転が必要ない良かったという意外な意見もありました

MRを辞めて後悔している人の意見

年収が下がったり、福利厚生が減った

再就職ができていない

薬剤師の仕事は合わなかった

年収が下がったり、福利厚生が減ったことを後悔している人は圧倒的に多いです。

やはり人間は一度生活レベルを上げるとなかなか落とすことは難しいので、福利厚生まで加味して転職先は検討するのがおすすめですね。

また、しばらくゆっくりしたいからといって辞めたあとに再就職できてない人も一定数いました。

MRを辞めた人の転職先

続いて、 MRを辞めた人の転職先を見てみましょう

人気なのは以下の通り

• 医療機器メーカー
• 病院や医療業界が顧客の会社
• IT業界の営業
• 安定している国内メーカー

特に人気なのは、外資系ITや医療機器メーカーですね。

比較的高年収なMRより、もうワンランク上の年収も狙えるのが主な理由です。

人気ではないですが、条件があったためドラッグストアに転職した人も一定数いました。

転職先は多様ですが、前職の経験が活かせる仕事だと、比較的待遇は高くなります。

待遇面だけが不満なら他社MRも検討しよう

単純に待遇面だけが不安なら他社MRも検討するのがおすすめ。

経験も活かせるため年収アップも狙いやすいですし、テレワークが可能だったりや勤務エリアを限定しているオファーも存在します。

実際、筆者の友人も同業他社に転職して大幅に待遇を改善させていました。

MRを辞めて後悔しないために

MRを辞めて後悔しないためのポイントをまとめました。

在職中に転職先を決める

在職中に転職活動を行う最大のメリットは、リスクを最小限に抑えられること。

退職後に無職の期間が生じると、経済的な不安が高まり、精神的なプレッシャーも増加します。

このような状況は、転職活動においても不利な条件を受け入れざるを得なくなる可能性があるんですね。

在職中に次の職を確保することで、こうしたリスクを避け、より落ち着いて転職先を選ぶことができます。

採用も優位に働く

また、在職中の方が内定率が高くなるという理由も大きいです。

「転職活動に集中するために仕事を辞めました」と説明したとしても、採用担当者の目から見れば

• 二つのことが同時にできない人
• 計画性がない人

といった悪い印象しか与えません。

実際転職成功者の多くは、在職中に転職を成功させています。

参考情報「エン転職」利用者を対象とした「転職活動」に関する調査結果を発表した。調査期間は 2018年9月26日～10月28日、有効回答は1万663人(転職経験者7,130人)。

引用　https://news.mynavi.jp/article/20181109-721471/

つまり、在職中の転職活動は転職を成功させる要素の一つと言えるでしょう。

早めに行動する

転職を検討しているなら早めに行動しましょう。

良い求人は早くなくなる

市場に出る良い求人は、その魅力から応募者が殺到し、早期に募集を終了することが少なくありません。

特に、業界をリードする企業や条件が良いポジションの場合、公開されてから数週間以内に応募期間が終了することも珍しくないんですよね。

早めに転職活動を開始することで、チャンスが増えて、選択肢を広げることができます。

また、転職市場は季節によっても変動があり、特定の時期に求人が集中する傾向があるため、早期に市場をウォッチすることで、自分にとって最適な機会を見逃すリスクを減らすことができますよ。

年齢が若いほうが異業種への転職に有利

年齢が若いと、学習能力や適応能力が高いとみなされ、異業種への転職に際しても有利に働くことが多いです。

特に、異業種への転職だと20代と30代だと転職難易度は格段に上がります。

年齢が若いうちに転職活動を始めることで、より多くの選択肢から転職先を選ぶことができるだけでなく、企業側もポテンシャル採用で年齢が若い人間を優遇する傾向があるんですよね。

転職活動をする上で、転職活動のテクニックが上がっていく

転職活動は、単に次の職を見つけるだけでなく

• 自己分析
• 履歴書や職務経歴書の作成
• 面接技術の向上など
• 転職市場の理解

に繋がります。

特に、面接は実践を重ねることで大きく改善できるスキルの一つ。

初めは緊張や不慣れさから上手くいかないこともありますが、複数回の面接を経験することで自信を持って臨めるようになりますよ。

また、転職市場の動向を理解することで、自分の価値を正確にアピールできるようになり、より良い条件での転職に繋がりやすくなるんですね。

転職エージェントを使う

転職を成功させたいなら、転職エージェントは活用しましょう。

転職エージェントは、求職者に転職のアドバイスや、転職サイトに載っていない非公開求人を紹介してくれるサービス。

【実体験】直接応募より転職エージェントを経由したほうが受かりやすい？でも解説していますが、転職エージェントを使うと転職成功率は何倍にも上がります。

うまく活用して理想の転職を実現させてくださいね。

MRからの転職におすすめの転職エージェント

参考までに、おすすめの転職エージェントをいくつかご紹介します

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ランキング3位以下や当ブログで推奨しない転職エージェントはコチラの記事で解説

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他の転職エージェントと併用することにより、求人数の多いリクルートエージェントの強みを最大限に活かせますよ。

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そのひと手間で、転職の成功率は大きく変わります。

MRを辞めたいと思ったら

MRを辞めたいと思ったら、転職活動は始めましょう。

MRから理想の転職で理想の働き方を実現した人は多くいます。

• 大幅年収アップ
• 希望エリアでの勤務
• 将来性の不安解消

これは全て再現性のある話

ただ、注意すべきは辞めることを決断したとしても、すぐに辞めずにしっかり転職先を吟味し、納得いく条件で転職すること。

勢いで辞めて「再就職できない」とならないようにだけはしてくださいね。

状況によっては転職を見送るのも正しい選択ひとつです。