
販売職の将来性に不安を感じませんか?今回はそんな悩みを解決します
販売職の仕事って激務ですよね。
しかもそこまで給料は高くない。
離職率も高いし、同僚が辞めていく姿を見れば、将来に不安を感じる人もいるのではないでしょうか?
私も当時はすごく悩みました。
自分が好きでついた仕事にもかかわらずです。
今回はそんな方のために、販売職の将来性に不安を感じたら確認すべき5つのことをご説明します。
筆者の経歴
- 販売員と店長として10年小売に勤務
- 管理職としては100人以上の販売員と関わる
- 販売員→店長→営業職を経て大手ホワイト企業に転職
- 学歴なし・資格なし・英語なしで見せ方だけで30代転職成功
この記事を読んで、今後も販売職の仕事を続けるかどうかの参考としていただければ幸いです。
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販売職の将来性は?キャリアプランについて考える
結論として、販売の仕事だけを続けていくのであれば将来性があるとはあまり言えません。
販売職の仕事だけで、うまくいっている人はごく一部と言えるでしょう。
そのため、自身が理想とするキャリアプランを考える必要があります。
まず販売職の将来性を考えるにあたって、販売職のキャリアプランについてご説明します。
販売員
販売職の仕事は、販売を主とする販売のキャリアからスタートします。
ここで接客のいろはを学び、販売によって店の売り上げに貢献するのが主なミッションです。
販売職をする上では、誰もが経験し、1番成長できるポジションではないかと思います。
早くから顧客接点を持ち、状況によっては商品の仕入れやバイトの管理などにも携われますので、マルチタスクの力が身に付きやすいように感じます。
合わせて成果がわかりやすく、向いてる向いてないもすぐに数字に表れます。
個人的な感覚として将来的に別業種で働きたいのであれば、1〜2年経験して別の仕事に就くのがベスト。
その1〜2年間に達成した目標や実績を用意できると理想ですね。
私自身も、転職後は販売の経験に助けれることも多いです。
副店長
次は副店長ですね。
自ら販売する機会もありますが、店長の補佐を押し、店の経営に携わります。
優秀な店長の下で働けるかで、結構経験が変わってくるかと個人的には感じます。

上司ガチャってやつですね
店長
基本的にお店を経営し、アルバイトの管理から、部下の指導いやクレーム対応時には自ら販売もします。
基本的には、何でも屋ですが、店の規模によってはスーパーバイザーやマネージャー的な立ち位置の人もいます。
業種によっては、すぐに店長を経験するケースも多いです。
他業種に転職するときには、数少ないアピールポイントのひとつ。
将来的に独立したり、他業種の店舗運営に関わる仕事をしたい時にも非常に役に立つ役職です。
SV(スーパーバイザー)・マネージャー
スーパーバイザーやマネージャーは、店舗を持たない管理職です。
外からお店のマネジメントに関わり、状況によっては複数の店舗を管理し、運営に携わります。
非常にマルチタスクの店スキルが身に付きやすく、ここから独立する人も多いです。
ある程度成功ノウハウが溜まると、他業種のフランチャイズ展開などにも力を発揮できます。
販売のスペシャリスト
販売職では、管理職にならず販売のスペシャリストになる人もいます。
とにかく売ることが得意な人が、一部の販売のスペシャリストになり、多くの販売員を指導します。
また、会社によっては多くのインセンティブが用意されているブランドもあり、販売職なのに一千万プレイヤーの人間も一部はいます。
このレベルになってくると、商品が変わっても売れるので、特に成果報酬型の仕事に転職したとしてもうまくやっていけるでしょう。
講演会を開いたり、講師としてやっていく道もあります。
本部勤務
本部勤務は販売所から、人気の高いキャリアプランの1つです。
競争も激しく、実績も必要です。
会社によっては、本部は外部の人間しか採用しないといった方針の会社もあるぐらい。
そんなにポストも多くないので、絶対になれる保証もありません。
最低限のPCスキルや企画力、店舗勤務時代の施策の実績なども求められるでしょう。
本部勤務経験があれば、転職活動時も非常に有利に進めやすいメリットもあります。
個人的には給与体系は変わらないので、よほど会社に愛着があるか、本部に異動できるパイプがないのであれば、キャリアプランとしてセカンドプラン(本部勤務が難しかったときの計画)も用意しておく方が良いと感じます。
幹部社員
ここまで説明した役職で、常に大きな実績を残し続けると幹部の道も開けます。
幹部になってさらに大きな実績を残し続けると役員。
役員でさらに大きな実績を残し続けると、最終的には会社のトップも目指せるかもしれません。
上を目指したいのであれば、生え抜きの社員がどれぐらい役員になっているか、トップが同族経営になってないかを調べておきましょう。
可能性はゼロではありませんが、前例がないのであれば限りなく難しくなります。
それらを踏まえて、自分のキャリアプランを考えたいですね。
確認すべきこと
ここまで販売職のキャリアプランについてご説明しました。
続いて販売職の将来性について、悩んでいたら確認すべきことについてご説明します。
キャリアプランのイメージが湧くか
まず第一に考えたいのは、今の仕事を続けていくかどうかを考えるにあたって、キャリアプランのイメージが湧くかです。
キャリアプランを見直してみて、このようになりたいと考えることができるだけでもいいでしょう。
絶対に出世しないといけないわけではありません。
今後の独立を見据えて、勉強しているなど明確な目的があるのでもいいでしょう。
大事なのは、5年後10年後にこの会社で働いてるイメージが湧くかどうか?
もしイメージが湧かなかったり、あまり良いイメージが持てないのであれば、転職を検討する1つの目安となるでしょう。
会社の業績は順調か
次に確認したいことは、会社の業績は順調かどうかと言うこと。
1番わかりやすいのはボーナスです。
ボーナスが極端に減ってたり、支給されないのであれば会社の業績は悪いと言えるでしょう。
逆に業績が良かったとしても、ボーナスに反映されないのであれば、将来性のある会社とは言えません。
どんなに儲かったとしても、社員に反映されてないということが明らかですよね。
昇給があるか
あわせて考えたいのが、昇給があるかどうか。
役職が上がらなくても、定期的に昇給するのであれば、将来のライフプランは描きやすいですよね。
逆に管理職になったとしても、給料がそれほど上がらなかったり、残業代がカットされたことによって、実質給料が下がってしまうような会社であれば未来はないでしょう。
販売員を何歳まで続けているか
キャリアプランにも通ずるところがありますが、どれぐらい今後、販売員の続けるるかも考えましょう。
販売のスペシャリストを目指さないのであれば。
どこかで区切りをつける必要はあります。
販売職はいつまでもできる仕事ではない
販売職の仕事は、そこまで長く続けられる仕事ではありません。
もちろん業種によっては、高齢な年齢でも続けれる販売職もあります。
具体的にはデパートの高齢者向け商品であったり、宝石などの高額な嗜好品。
しかしながら、ほとんどの現場で求めているのは若い販売員です。
実際私自身が接客を受けるにしても、変に経験ばかり重ねてるベテランよりも一生懸命接客してくれるフレッシュな若手に接客してもらった方が気持ちがいいですしね。
管理職や店長その他の道を目指して、今の会社に残るイメージが湧かないのであればどうするべきか考えておく必要があります。
今の自分が転職できるかを確認しておく
上記の流れに関係するところでもありますが、キャリアプランのイメージが湧かないのであればどのタイミングで転職するかも、明確にしておく必要があります。
転職サイトや転職エージェントに登録して、自分の選択肢を調べておきましょう。
販売職から転職するのであれば、基本的には年齢が若い方が有利です。
小売以外の仕事に転職したいのであれば、店長職や管理職を経験したとしてもそこまで転職が有利になることはありません。
多少能力が劣っていたとしても若い人間が採用されます。

特にありがちなのが転職したいと思ったものの、年齢がネックになって仕事を選べないケース。
最悪な場合は、就職先が見つからないといったようなこともありえます。
早めに行動しなかった人間の末路
私自身も、転職活動に踏み切るまで随分時間かかったので、一度目の転職活動は随分苦労しました。
※詳しくは「第二新卒で転職はやめとけ」と素直に従って後悔しかなかった件【体験談】で説明しています。
すぐに転職しなかったとしても、転職活動に何が必要か把握しておく。
それだけでも、転職成功率はあがりますし、リスクも減らせます。
実際、私も度目の転職活動は、過去の経験が生かされてスムーズに進めることができました
転職活動するメリット
希望する仕事がなかったとしても、どうすれば希望する仕事につけるか対策を打つこともできるのも大きいですね。
例えば 、TOEIC の点数が一定以上必要な求人情報しか無ければ、英語を勉強しておくなど。
もっとハードルが低いレベルで言うと、PC の基本的なスキルが必要ということが分かれば仕事の合間にパソコンを触っておくことで最低限の準備はできます。
プログラミングスクールやマーケティングスクールに通うことによって、全く別業種の転職を実現させることも可能でしょう。
昨今であれば SNS のフォロワー数で、採用が有利になるケースも多いです。
今の仕事に通ずる内容が選べるならそれもよし。
対策は一つではありません。
危険なのは、全く自分が想定していなかったスキルを要求されること。
自分が良かれと思って一生懸命やってきた経験が、全く評価されない場合も。
私自身も経験があり、販売職の売上成績が営業職で評価されると思っていたのに、それほど転職活動においては評価されなかった経験があります。

あの時は結構ショックでした
自分の強みを正しく理解しておく
自分自身が評価されると思ってたことが、あまり評価されない。
逆に自分が大したことないと思っていた経験が、実はアピールポイントであったりすることもあります。
そのようなアンマッチやギャップを埋めるために、一度自分の考えに間違いがないかどうかを確認しておくのが効果的です。
その確認方法で最も効果的なのが、転職活動をしてみること。
転職活動のハードルが高いのであれば、転職エージェントに一度相談してみるだけでもいいでしょう。
※転職エージェントについては【経験談】販売職が使うべきおすすめ転職サイト・エージェントで細かくご説明しています。
話を聞いたからといって絶対に転職しないといけないわけではありません。
自分にとって良い話だと思えば本格的に転職活動を始めればいいですし、良い条件がなければ転職を見送っても良いでしょう。
最終的に自分がなりたい仕事に就くために何が必要かを、理解しておくことが重要です。
まとめ 悩んでいても解決しない
以上、販売職の将来性についてご説明しました。
最後に、今回の話をまとめます。
- 販売色だけだと将来性はあまりない
- 将来性についてはキャリアプランを考える
- 5年後10年後のイメージがネガティブなら転職を視野に入れる
- 自分がどのような仕事につけるか調べておくのが大事
繰り返しになりますが販売職は、将来性がすごくある仕事ではありません。
しかしながら若くして成長できる仕事であることは間違いないので、販売職をした後どのようになりたいか明確なビジョンを持つことが大事です。
もし将来性に不安を感じているのであれば、転職活動を始めることをお勧めします。
昨今はオンラインで完結できることも多く、スキマ時間でもすすめれます。
一番リスクなのは悩んでるだけで何もしないこと。
販売職は時間が経てば経つほど、転職の選択肢は少なくなり難易度も上がります。
後から後悔しないように、まずは行動に移しましょう。
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