本記事の概要
- 大卒で小売業界やアパレル業界など販売職の仕事につくのはもったいないか?
- 新卒で内定がとれたのが小売業やアパレル業界だけだったため仕方なく就職した人が取るべきキャリアプラン
- 小売業やアパレル業界からの転職のポイント
新卒で販売職をするなんてもったいない?
こんにちは何も考えずに、新卒で販売職に就職した元社畜販売員のブラックです。
大卒で販売職の仕事についたものの、「新卒で転職するのはもったいない」と言われて悩んでいたり、販売職の仕事に興味を持って仕事についたけど周りの評価からモチベーションとしてしまっている人もいるのではないでしょうか?
私自身も、就職してやる気に満ち溢れて仕事に打ち込んでいましたが、しばらくすると理想の現実のギャップに悩み、苦しむことも多かったです。
当時は、なんでもっと企業研究をしなかったのだろうと自分の選択を後悔したもの。
しかしながら、最終的に大学生が入りたい企業ランキング上位のメーカーに転職できたことにより、新卒で販売職の仕事を選んで良かったと思っています。
筆者の経歴
- あまり企業研究せずブラック量販店に就職
- 転職活動に一度挫した経験あり
- 販売員→店長→営業職を経て大手ホワイト企業に転職
- 現在はテレワークで商品の販売戦略や商品企画を担当
今回は過去の私の経験から、新卒で販売職を選ぶのはもったいないかどうかをご説明します。
あわせて、就職して後悔している人が取るべき行動も記載しますので、悩んでいる方は是非参考にしてくださいね
新卒で販売職はもったいない?
いきなり結論から述べますと、新卒で販売職に就職するのはもったいなくありません。
なぜなら、今は転職があたり前になり、企業の多くは第二新卒の採用に力を入れているから。
大卒販売職だと第二新卒枠を狙えます。
第二新卒は、卒業してから2~3年の人材のこと
第二新卒枠を狙うという考え
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会社にばれる心配もなく、希望の求人がなければ、転職しなければいいだけなのでリスクもゼロですよ。
大事なのは登録して、情報を集めておくこと。
たった数分の行動が、今後の人生を大きく変えます。
将来的に後悔したくなければ、できることはやっておきましょう
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求人は早いもの勝ちである
理由は求人が、早い者勝ちであるから。
どんなに優秀な人でも、枠がなければ採用されません。
実際、就職氷河期の人は今現在も非常に苦労してますよね。
大事なのは、ベストなタイミングを逃さないこと。
私が転職成功したのも、この仕組みに気付けたことが大きいです
入社直後の転職サイトの登録が過去最高に
実際、ある転職サイトのリサーチによると2022年は入社直後の転職サイト登録は過去最高になったとニュースで報じられています。
つまり終身雇用が雇用崩壊してる今、この考え方は一般的に浸透しているといえるでしょう。
たった1分のことですので、後悔だけはしないように、やるべきことはやっておいてくださいね。
もちろん、一番やりたい仕事に就職して、不満なく定年まで勤められたら理想ですよね。
しかしながら、そんな人はごく一部。
実際は、妥協して仕事を選ばないといけない人も多いと思います。
就職したけど、仕事が合わない人もいるかもしれません。
大卒販売職がアリな理由
そんな状況も踏まえると、販売職を選ぶのも一つの選択としてアリだというのが私の考え。
なぜなら、私も転職して販売職の経験が活きて大手企業でも良い評価を頂いていますから。
販売職は、短期間で様々なスキルを習得することができます。
うまく経験を積みながら、次のステップに向けて準備を進めておきましょう。
すぐにでも転職したい人は
ちなみに仕事が合わなくて、今すぐにでも転職したい人は、転職サイトだけでなく転職エージェントも活用してくださいね。
詳しくはにて【販売職から転職成功】難しい・厳しい状況を打破した6つの手段で解説していますのでそちらをチェックしてください。
新卒で販売職はもったいないと言われるわけ
それでは、なぜ販売職に新卒で就職するのはもったいないといわれるのでしょうか?
新卒で販売職に転職するのはもったいないと言われる理由は様々ですが、販売職自体が不人気な仕事であることがあげられます。
代表的な4つの例をご紹介します。
大卒で販売職だとはずかしい
販売職は、専門的な資格が必要とされる仕事ではありません。
悪く言えば、バイトでもできる仕事だと考えられているんですね。
そのため大学を出てまで、販売の仕事をすべきではないという考え方の人も大勢います。
離職率が高い業界
2つ目は、販売職は離職率が高い仕事であること。
参考として、販売職が携わる小売の離職率を紹介します。
参考 厚生労働省のHPより
■ 新規学卒就職者の産業別就職後3年以内離職率のうち離職率の高い上位5産業
( )内は前年比増減 ※「その他」を除く
■ 大学 |
|
■ 高校 |
|
宿泊業・飲食サービス業 |
50.4% (+0.7P) |
宿泊業・飲食サービス業 |
62.9% (▲0.3P) |
生活関連サービス業・娯楽業 |
46.6% (+1.6P) |
生活関連サービス業・娯楽業 |
58.0% (▲1.2P) |
教育・学習支援業 |
45.9% (▲0.3P) |
教育・学習支援業 |
58.0% (+1.5P) |
医療、福祉 |
39.0% (+1.2P) |
小売業 |
49.4% (+0.6P) |
小売業 |
37.4% (▲0.3P) |
不動産業、物品賃貸業 |
46.7% (+1.2P) |
残念ながら、離職率の高い上位5産業に選ばれています。
大学を卒業してまで、離職率の高い仕事を選ぶなんてもったいないという考えもあるでしょう。
年収が低い
販売職は、年収があまり高くありません。
厚生労働省によると、平均年収は330万円と発表されています。
日本の平均年収は433万と発表されていますので、100万以上開きがあるので年収が低いことが分かりますね。
奨学金を借りて、大学に通っている場合は、奨学金の返済もでてきます。
年収が低いと、何のために高い授業料を払って大学に入ったかわからない。
このように考える人も多いです
他業種に転職しにくい
最後は、販売職は他業種に転職しにくいという理由です。
販売職は、一般的にスキルが無くてもできる仕事だと考えられています。
裏を返せばスキルが身につかない。
他業種に活かせるスキルや資格が身につきにくいため、将来の選択肢が狭くなる。
将来的なキャリアを考えたときに、新卒で選択するメリットがないのでもったいないと考えらるんですね。
それでは本当にもったいないのでしょうか?
新卒で販売職に就くメリット
実は、販売職を経験するメリットは多いです。
スキルがなくてもできる仕事だけあって、すぐに実践的な業務につけるのがメリット。
その中で特に私が感じた5つのメリットをご説明します。
商売の基本がわかる
販売職の仕事をしていて一番良いと感じたのは、商売の基本が分かること。
販売というのは、商売において一番基本的な業務の一つ。
どうやってお店から利益がでているのか、どのようにして商品を売ろうとしているのかが分かります。
ここは机上の空論では気が付かなかったことも多く、いまもこの経験が活きていることが多いです。
コミュニケーション力が上がる
販売員は、毎日お客様と話します。
これにより、否が応でもコミュニケーション力が鍛えられました。
- どうすれば人から好かれるか
- 購買意欲がでるフレーズはなにか
- 相手を不快にさせない方法は
- 怒りを沈め納得して貰う方法
上記は販売員時代の仕事を通して学びました。
クロージング力がつく
販売職の仕事は一期一のことも多いです。
「検討する」と言って帰ってこないお客様も多くいます。
そのため、その場の成約に全力を注ぎます。(泣)
日割りの売上目標があることも多いので、意識しなくても身につくことが多いんですね。
その日に決めてもらうといった精神は、転職してからも役に立ってます。
現場の感覚がわかる
販売職の仕事は顧客と接します。
つまり現場の最前線。
意見をいただくことも多いので、顧客目線の考えが身につきやすいです。
一度現場の感覚を掴んでおくことは、大きなメリット。
この経験が活かされて、現在の販売戦略の仕事でも重宝されています。
マクドナルドの社長やなど日本電産の社長。
V字回復を達成させる優秀な社長は、現場を知ることを大事としています。
大手に転職して非常に感じることは、ずっと本部勤務の人間はビジネス感覚がない人が多い。
そのため、販売施策とかも大きくズレていることが多いんですよね。
しかも、経営者でもないので責任を取る必要もなし。
そのため、高学歴だけども仕事ができない人間も多いです。
早い段階でマネジメントを経験できる
最後は、早い段階でマネジメントを経験できること。
販売職だと、若いうちに副店長や店長を経験できます。
そうでなくてもバイトの育成や管理を任されたりするケースが多いです。
じつはこれは、非常に貴重な経験。
大手であれば、40代で初めて部下を持つようなケースも多く、20代の間にマネジメントを経験したことがない人間がザラにいます。
その結果、マネジメント経験が少ない管理職や管理職になってはじめてマネジメントを経験する人もでてくるんですね。
これは私の持論ですが、商談と違ってマネジメントはセンスより経験によるものが大きいです。
実際、転職してからはマネジメントが優秀だと感じる管理職とはまだ出会っていません。
前職のほうが、優秀な管理職が多かった印象を受けます。
どうしても、経験が浅いので視野が狭い人が多いんですよね。
その証拠に、私自身は管理職でもないのに、「よく気がつくね」と評価されることが多いです。
私が特に優秀というわけでなく。マネジメントとしてはこちらのほうが経験が長いので当然ですよね
新卒で販売職に就くデメリット
メリットを紹介しましたが、メリットだけではありません。
もちろんデメリットもあります。
新卒カードを使ってしまう
販売職に新卒で就職すると、もちろん新卒の権利がなくなります。
新卒カードの威力は、昔ほど強力ではなくなりましたが、まだまだ有効な要素も多いです。
企業によっては、新卒しか採用しない会社も多いのも事実。
そういった会社を狙うのであれば、まずはその会社を第一優先とすべきでしょう。
販売職の仕事に拘束される時間が発生
新卒で販売職につくのであれば、多くの時間を販売職の業務に使います。
そのため、まったく属性の違う仕事につきたいのであれば、あまりメリットはありません。
新卒で販売職に就職すべきでない人
ここまで、新卒で販売職に就職するメリット・デメリットをご紹介しました
これらを踏まえて販売職に就職すべきでない人をご説明します。
ものづくりにこだわりたい人
前述にも記載しましたが、販売職と全く違う属性の仕事につきたい人には、新卒で販売職の仕事につくことはおすすめできません。
具体的には、研究職や製造業など人と接することを主体としない仕事です。
むしろ、新卒で販売職の仕事につくのは「もったいない」と言えるでしょう。
人と話すのを克服したい人
販売職は、コミュニケーション力が鍛えられます。
しかしながら、人と話すのが苦手だから克服したいといって販売職を選ぶのはあまりおすすめできません。
接客は基本的にはセンスです。
ある程度は改善できますが、苦手な人間が話すことが好きな人間には勝てません。
それであれば、つらい思いをしてまですることではないというのが私の考え。
なら、自分にあった仕事を選んだほうが幸せなのでないでしょうか。
なぜなら、大学を卒業してまでコミュ障だった人間が、社会人になっていきなり変わることはないですから。
実際、何人もそういった人を見てきましたが、つらそうだし、働いていても楽しくなさそうなんですよね。
よほどの決意があるのであれば、いいのかもしれませんが、人生の大半を無理にツライ仕事を選ぶメリットはないでしょう。
希望職種に受かっているのにあえて販売職を選ぶ人
せっかく希望職種に受かっているのに、この記事のメリットを読んで販売職を選ぶ必要はありません。
大事なのは自分が最終的にどうなりたいか。
自分の目的を実現させるために、一番有効な仕事を選びましょう。
本部勤務狙いの人
稀にいるのが、本部狙いで販売職になる人。
基本的におすすめできません。
実際に、数年後に本部に呼ぶといって入社したにも関わらず、約束が反故にされた人も多く見てきました。
人事によって立場や組織は変わります。
本当に呼ぼうとしたとしていても、権限がなくなったり、体制が変わったり。
本部周りを外部から来た人で固めているケースもよく見ます。
決して無理なわけではありませんが、うまくいかない要素が多いです。
もし、本部狙いで販売職に就職するのであれば、万が一うまくいかなかったときのセカンドプランも考えて入社しましょう。
新卒で販売職に就職すべき人
では逆に販売職に就職すべき人はどのような人でしょうか。
私の経験から販売職に就職すべき人をあげてみます。
販売職しか内定しなかったけど就職浪人しようとしている人
ものづくり以外の業界を目指すのであれば、一度就職して在職中に転職活動をしたほうが効率的です。
さきほど説明したとおり第二新卒の求人は狙い目ですからね。
実際、私も新卒で今の会社を受けていたとしても、エントリーシートレベルで足切りにあっていたでしょう。
在職中の転職活動は大変ですが、新卒就職よりも選考過程は少ないですし、難易度も低い。
しかも、お金も稼げますし、社会人を経験しておくというのも、強みにもなります。
下手に留年したり、就職浪人するよりは企業にとっても魅力的な人材と見られますよ。
独立志向が強い人
販売職は、早くからマネジメントを学ぶ機会が多いので、独立志向が高い人に向いてます。
実際私の元同僚でも、独立して商売を始めた人も多いです。
商売の基本を学ぶことができるので、全く関係のない業態に携わったとしても、応用が効くことが多いんですよね。
その業界で生涯やっていこうと考えている人
新卒で販売職はもったいないと言われていても、その業界で働きたいのであればまずは挑戦してみるべきです。
その業界に興味があるのであれば、働いてみるのが一番の近道。
一度挑戦し、後から考えが変わったとしても、私のようにやり直しも可能です。
下手に周りの意見や、雰囲気に流されて決めてしまうときっと後悔しますよ。
中長期的にキャリア設計できる人
販売職から他業種に転職する場合は、年齢とともに難易度が上がます。
その会社や業界でずっとやっていきたいのなら問題ないです。
しかしながら、販売職からステップアップを目指すのであれば、理想の自分から逆算してキャリアプランを考えるのが必要不可欠。
逆に、〇〇を実現するために〇〇歳までに、〇〇をすると計画を立てれる人は強いですね。
まとめ、本当に大事なのは社会人になってから
以上、新卒で販売職につくのはもったいないかどうかをご説明しました。
結論として、大卒販売職はアリというのが私の考えです
たしかに販売職は、あまり人気のある職業ではありません。
就職活動がうまくいかず仕方なく販売職になった人や、販売職が合わなくて悩んでいる新社会人の方もいると思います。
それであれば、すぐにでも次の行動に移せばいいだけ。
私が大手ホワイトに転職できたのも、まずは転職サイトに登録したことが始まり。
逆に登録が少しでも遅かったらここまでうまくいっていなかったでしょう。
【経験談】販売・接客業しかしたことない人間が転職するために抑えるべき3つのポイントでも解説していますが、転職サイトだけでなく転職エージェントに登録するもよし、プログラミングスクールに通ってもいいでしょう。
キャリアアップや高年収を目指せる方法は、20代であれば、選択肢も多くありますよ。
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参考キャリアチェンジするならITエンジニアがおすすめである理由
こんにちは、販売職から転職してIT業界で仕事をしているブラックです。 営業の仕事は絶対に嫌だ市場価値の高い職歴が欲しい年収を上げるスキルを身に着けたい そんな人におすすめなのがITエンジニア(プログラ ...
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新卒で販売職をするメリットは多いですし、大卒販売職だからこそとれる選択肢が多いのも事実。
うまくメリットを最大限に活かして、目標のための一ステップと考えましょう。
そうすることで、より良い結果につながりますよ!
ポジティブに捉えよう!
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補足)つなぎで就職する人へ
販売職をキャリアステップとして考えているのであれば、就職してからすぐにでも転職活動をはじめましょう。
第二新卒の転職が有利で難易度が低いのは、就職活動が終わった後にすぐに転職活動をするのがしんどいと考えている人が多いからです。
※詳しくは「第二新卒で転職はやめとけ」と素直に従って後悔しかなかった件【体験談】 に記載しています。
だからこそ、初めての社会人で不慣れな仕事も多いときに行動できる人ほどライバルに差をつけれるんですね。
大事なのは行動できるかどうか。
初志貫徹をつらぬけば、きっと良い未来がまっていますよ